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2012年5月24日

川のほとりにたたずむ日本初のフォークアートミュージアム

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兵庫県姫路市西中島
水上村 川のほとりの美術館

民芸品・農民画・布工芸品… 時間や国境を越えた庶民の芸術作品を展示

 緑豊かな兵庫県姫路市西中島。地区内を流れる船場川の河畔にたたずむのが、「水上村 川のほとりの美術館」(岩田美樹・館主)です。
 美術館といっても堅苦しい雰囲気ではなく、周囲の景観に調和した建物は木の温もりにあふれ、訪れる人たちの心をホッと和ませてくれます。

 美術館のオープンは、1999年5月。絵画や書・音楽などを愛した亡母・春美さんの遺志を継ぎ、長女・岩田さんをはじめ三姉妹総意のもと、「日本で初めてのフォークアートミュージアム()」(岩田さん)が誕生しました。
 館内に展示されるのは、プロ・アマチュアを問わず作家の思いや温もり・息遣いまでもが伝わるような作品ばかり。作品を展示する前に必ず作者と直接面会する機会をつくり、創作活動のきっかけや思い入れ・夢などに耳を傾ける岩田さん。「まず人がいて、その後にアートがある」。その言葉通り、展示される作品は竹細工や草木染めといった身近な国内の身近な作品から中国上海郊外の金山地区で描かれている農民画、韓国の布工芸品・ポジャギなど、時間や国境を越えて多岐に渡ります。

 喫茶コーナーを設けた館内は来館者の交流の場にもなっており、岩田さんは地元の幼保育園や小学校で陶芸の指導を行うなど、地域文化の振興や情報発信のため、さまざまな取り組みを続けています。美術館が建設されるまで川のほとりは、「雑草の生い茂る荒れ地だった」と笑う岩田さん。多くの人たちが集い、フォークアートが花開く豊饒の地となった美術館では、ゆったりとした川の流れのように笑顔やふれあいの輪がきょうも広がっています。

フォークアート/限定された専門家や愛好者のための芸術ではなく、広く民衆に親しまれ伝承されてきた芸術

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