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介護のささやき

2012年5月26日

冷蔵庫に、安心を備える―ひらかた安心カプセル―

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枚方市 健康部 健康総務課
ひらかた安心カプセル

「誰もいないときに倒れたら…」を想定。迅速な対応が可能に

 もし、誰もいない自宅で倒れたら。意識のあるうちに助けを呼べたとしても、救急車が到着したときには持病や服用している薬剤、血液型などが伝えられず、医療機関でスピーディな対応ができない場合もある。そういった場面で役立つのが、冷蔵庫に入れ保管しておくタイプの救急医療情報カプセルだ。
 専用用紙に氏名や年齢、性別、血液型、持病、常用している薬、緊急連絡先やかかりつけの医療機関、介護支援事業者などを書き込み、専用のカプセルに入れて冷蔵庫に保管。カプセルが入っている冷蔵庫と自宅玄関の内側に指定のステッカーやマグネットを貼っておけば、いざというときに救急隊が冷蔵庫内を確認し、救急搬送時に適切で迅速な対応を行える仕組みだ。

 このカプセルを導入している枚方市では、健康総務課と民生委員・児童委員が中心となり「ひらかた安心カプセル」という名称で市内での普及を行っている。同課の岸本孝平主任と水嶋優子さんに話を聞いた。
 「一人暮らしの高齢者が増える中、地域ぐるみでサポートを行う必要性が高まっていることを受け、本市と枚方市民生委員児童委員協議会が協定を結び、平成23年1月から配付を始めました」。同時期、消防からも救急を迅速に行えるキットがないかという相談を受けていた。そこで、同カプセルを導入した。
 市民が希望した場合、申込書を記入すれば民生委員からカプセルが無料で配布される。ひとり暮らしのお年寄りや体に障害がある人にとり、カプセルは文字通り「安心」につながり、民生委員との接点も作れ、地域との交流にもなる。

 また、原則は65歳以上の高齢者や障害者手帳を有する人などを対象に配布しているが「妊娠されている方をはじめ、体が心配で希望される方は(市民であれば)どなたでもお渡し致します」。とくに持病がなくても単身者などで「自分に何かあったら…」と心細い人はいるだろう。そういった人も受け取ることができる。
 「民生委員や児童委員の方たちが地域の見守り活動でお渡ししているものですから、市役所ではお渡ししていません。希望される方は(地域の)民生委員・児童委員にご連絡下さい」。連絡先がわからない場合は、同課に問い合わせれば教えてくれるそうだ。

 「平成24年3月31日時点で、約4‚000本を市民の皆さんにお渡ししています。これからも、民生委員の方々と協力し、見守り活動における啓発や、市の広報紙を活用するなどして、普及率を上げたいと考えています。(若い世代の人も)ご家族やご近所、知り合いの方に(同カプセルのことを)ぜひお伝え頂きたいですね」。
 なお、救急搬送時に役立てるためには、医療情報カードの内容を最新の状態にしておく必要がある。内容に変更があった場合はすぐに、ない場合でも年に1回は記載内容の確認をお忘れなく。

 名称は配布している団体によって異なります。また、記載する内容も違う場合があります

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