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イベントガイド

2012年7月2日

京都・奈良にも負けません!大阪歴史博物館特集展示「新発見!なにわの考古学2012」

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大阪歴史博物館
新発見!なにわの考古学2012

大阪歴史博物館の「新発見!なにわの考古学2012」で展示される江戸時代の土製品。大坂城跡や大坂城下町跡、中之島蔵屋敷跡などから発掘された。人形やままごと道具、箱庭道具、土面子、独楽などが見つかっている

7月25日(水)から10月22日(月)まで開催。
旧石器時代から江戸時代まで、大阪市内の遺跡から得られた成果を公開

関西の歴史的な建築物や出土品というと、京都や奈良のものを思い出す方が多いだろう。しかし、大阪も京都・奈良に負けないほど、歴史が深い。
例えば大阪市内。大阪歴史博物館の学芸員・杉本厚典さんによると「特別史跡の大坂城跡や、同じく特別史跡で副都としての役割を担った時代もある難波宮跡をはじめ、旧石器・弥生時代の長原遺跡、難波京の復元で重要な手がかりとなる上本町遺跡、そして豊臣期から江戸時代にかけての文化や生活がわかる大坂城下町跡や商家・武家の蔵屋敷跡など、数多くの遺跡があります」。

それら大阪市内の遺跡から出土された成果物などを展示した特集展示「新発見!なにわの考古学2012」が同館8階特集展示室で7月25日(水)から10月22日(月)まで開催される。

中之島蔵屋敷跡(高松藩蔵屋敷)で見つかった角筆(象牙製)。この他にも蔵屋敷跡からは国内外の高品質な陶磁器や理平焼(りへいやき)、国元からの土師器や瓦など、当時の暮らしぶりがうかがえる資料が多数みつかっている

展示物は約1200点にも及ぶが、なかでも「江戸時代の高松藩蔵屋敷より出土した象牙製角筆(かくひつ・写真)は細くて目立たないのですが、全国で40例しかわかっていない珍しいものです」。毛筆は墨で書くが、角筆は筆圧で記録する筆記具。「書物を汚さないように書き込みをする場合に使われました。秘密の手紙にも使われたことがあったようです」。
また、大阪城下町跡から出土した瀬戸美濃焼織部沓茶碗は茶陶として優れたもので、中国産茶入れは『名物』クラスのもの。「北野の大茶会、醍醐の花見など、茶をこよなく愛した太閤秀吉のおひざ元である大坂で、城下町の町人たちが質の高い茶会を行っていたことをうかがわせます」。江戸時代の佐賀藩蔵屋敷跡からは滑石製の入れ歯も見つかった。食い倒れの町・大坂に住まう人たちの『食』へのこだわりを感じさせる。

難波宮下層遺跡のガラス玉鋳型。古墳時代中期(5世紀)に使われていたもの。粘土板に型となる多数の穴をあけ、ガラスの粉を詰めて焼成。一度に多数のガラス玉を作ることが出来る。今風に言えば大量生産するための知恵がつまっているわけだ

「古代の都と言えば平城京平安京が思い浮かびますが、大化改新後に都が置かれたのは大阪の地『難波長柄豊碕宮』でした。ビルの建ち並ぶ現代大阪にも、いにしえの貴重な文化財が眠っていることが発掘調査の成果を通してわかります。出土品をもとにした展示なので、日本の歴史を感覚的に捉えることができます。小さな子供たちも一緒に楽しめると思いますから、(大阪府民のみならず)奈良や京都の方も、ぜひいらしてください」。

なお、同特集展示は常設展示観覧料(大人・600円〈540円〉、高校・大学生400円〈360円〉。中学生以下と大阪市内在住の65歳以上などは無料。〈 〉内は20名以上の団体割引料金。7・8月は「家族でお出かけ節電キャンペーン」参加施設として〈 〉内の料金に割引)で観覧できる。

同展ペアチケットを抽選でプレゼントします。
応募期間は7月2日(月)から15日(日)まで。くわしくは こちら から!

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