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2012年7月5日

表現者として、指導者として。歌が自分のすべて

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高槻市少年少女合唱団
ソプラノ歌手 田邉 織恵 さん

ソプラノ歌手/大阪音楽大学・平安女学院大学講師 田邉 織恵 さん(36歳)

 高槻市少年少女合唱団は30年以上続く歴史ある合唱団。その初期から参加し、現在はプロのソプラノ歌手として活動する一方、後任の指導も行っているのが、田邉織恵さんだ。
 「小学4年生の時、高槻に海外の有名な合唱団が来たんです。その合唱団と一緒に歌えるというイベントがあり、母から勧められ参加したのが歌のきっかけですね」。
 元々、歌のお姉さんになりたかった織恵さん。その参加メンバーで結成された高槻市少年少女合唱団に入り、小・中・高校と在籍した。「合唱団で指導されていた先生に勧められ、高校生の時から(その先生に)正式に『声楽』を習うようになりました」。その先生に習いたかったこともあり、大阪音楽大学に入学。よき恩師に恵まれ、優秀な成績で大学を卒業。奨学金を得てイタリアに留学した。

 イタリアでもベヴァーニャ国際声楽コンクールで2位入賞を果たすなど、その実力を発揮。モーツァルト「フィガロの結婚」でオペラデビューし、各地の歌劇場でオペラやコンサートに出演した。
 5年後、留学を終え日本に戻ってからもオペラの舞台に立ち、自身のソプラノリサイタルも開催。また、指導者としても活動を開始。平安女学院大学の保育科では保育士・幼稚園教諭を目指す学生に声楽を教えている。
 「自分にとって育児保育は新しい分野でしたが、ソプラノ歌手としての経験が生かせると考えました」。現在は、母校・大阪音楽大学でも講師を勤め、自分が音楽を始めたきっかけでもある高槻市少年少女合唱団で指導も行っている。「子どもの目線に立った感覚で、音楽の楽しさを伝えていければと思っています」。

 その高槻市少年少女合唱団のOGから成る女声合唱団「リーリ・セレーナ」にも参加。7月8日(日)には大阪音大ミレニアムホールでコンサートが開かれる。また、ソプラノ歌手としても月に1~3本の舞台やコンサートをこなす。10月26日(金)・28日(日)には大阪音楽大学ザ・カレッジ・オペラハウスで行われる20世紀オペラ・シリーズ「イル・カンピエッロ(ヴェネツィアの小広場)」に主役で出演する。

 「子どもの頃から身体を動かすのも好きでした」。3歳から小学6年までスイミングをやっていた。中学・高校時代にはソフトボール部でピッチャーをしていた。「(正しい)呼吸や体力、持久力はその時、身についたのかもしれません」。ソプラノ歌手は体調管理も仕事の内。その下地は、幼少期から養われていたのだろう。

 「どんなにしんどくても歌を歌うとエネルギーが湧いてきます。わたしにとって歌は、生きていく上でなくてはならない、食べ物や空気のようなもの。多くのお子さんに歌う楽しさを伝えたと思っています。ぜひ、1度合唱団へ見学にお越しください!」

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