女を楽しくするニュースサイト「ウーマンライフ WEB 版」

  • facebook
  • twitter
  • line
  • rss

トピックス

2012年7月6日

女性鵜匠だからこそ「親しみやすい鵜飼をお見せしたい」

Pocket
LINEで送る

社団法人宇治市観光協会
宇治川の鵜飼 鵜匠 江洋子さん

全国でも宇治川だけ 2人の女性鵜匠が匠の技を優美に披露

 宮内庁式部職()の鵜飼として全国に知られる岐阜県・長良川の鵜飼。その地元で生まれ育った江洋子さんにとって鵜飼は常に身近な存在でしたが、ずっと“特別な世界”だと思っていました。「長良川の鵜匠は、代々世襲制。それも男性に限られていたので、女性のわたしにとって『職業』という選択肢はまったくあり得なかったんです」(江さん)
 そんな意識が180度変わったのは、2005年の夏。当時、京都市内で写真家のアシスタントをしていた江さんは、ふとしたきっかけで女性鵜匠として宇治川で活躍している澤木万理子さんのことを知ります。「幼いころから知っている鵜匠を女性がやっている。『なんで?』『どうしてできるの?』って思ったら、が然、興味がわいてきたんです」(笑・江さん)
 師事していた写真家が宇治市観光協会と関わりの深かったこともあり、週末のチケットの販売など、その年の夏から業務に携わるようになった江さん。06年のシーズン前には本格的に鵜匠に弟子入りし、鵜の飼育と技術を学ぶ日々が始まりました。
 鵜飼に関わりだして7度目の夏を迎えた今も「毎日が修業の連続」と話す江さんですが、2人の女性鵜匠が活躍する鵜飼は全国でも宇治川だけとあって、毎年シーズンの訪れを楽しみにしているファンも少なくありません。そうした人たちに江さんが常に心がけていることは、「鵜飼に親しみを感じていただくこと」。そのため鵜飼の前に鵜の生態や鵜飼について説明を行ったり、ときには鵜飼の最中に観光客の質問に答えることもあるそうです。
 わが国初の女流日記『蜻蛉日記』に登場することでも広く知られる、宇治川の鵜飼。女性らしさを忘れず、伝統のなかにも優美さの漂う江さんの鵜飼は新たな歴史を紡ぎつつ、今宵も多くの人たちを魅了しています。
宮内庁式部職/宮内庁の内部部局のひとつ

宇治川の鵜飼

京都府立宇治公園・中の島・喜撰橋畔
(乗船場所、JR・京阪電車宇治駅下車)

▼日程=9月23日(日)まで

▼出船時刻=8月31(金)まで/19時
 9月1日(土)~23日(日)/18時30分
荒天および増水時には中止される場合あり

Pocket
LINEで送る