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スポーツ

2012年7月22日

今年も決勝の舞台へ。目指すは女子野球日本一!  ―大阪女子野球倶楽部ワイルドキャッツ―

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大阪女子野球倶楽部ワイルドキャッツ

中学生から社会人まで。堅い守備と小技活かした攻撃で守り勝つ野球を

 夏本番。プロ野球も中盤を迎え、高校野球も全国から代表校の名が挙がってきているが、女子軟式野球も8月11日から「第23回全日本女子野球選手権大会」が始まる。その代表チームであり、大阪を本拠地にしている大阪女子野球倶楽部ワイルドキャッツは、創部11年目の強豪チーム。今年の春行われた第7回女子野球全国選抜大会では初優勝も成し遂げた。




 チーム設立当時からマネージャーとしてチームを支える陽奥(ようおく)千栄さんは「元々、上智大学の女子野球部員だったメンバーの有志が関西に来て、チームを立ち上げました」。同大学の監督を務め、自身も投手として世界の舞台でも活躍していた八木久仁子さんを慕う面々が集まり、キンキキャッツ(現・ワイルドキャッツ)が誕生した。ただ、仕事をしながら野球を続けるのは、男女にかかわらず容易ではない。同チームでは平日を自主トレとし、毎週土・日曜日に練習日にしているが「20代で野球を続ける人は少ないです。大学を卒業して社会に出て壁に当たって、土日は休みたいでしょうし、仕事によっては土日が仕事の場合もあります」。

 それでも、そこで続けられると息の長い選手になることが多い。現在、ワイルドキャッツにも10代から30代まで、幅広い年代層の選手が集まっている。「ここ数年は、少年野球に所属していた女の子が中学生になって入団してくるケースが増えました」。練習を見ていても、中・高校生が多い。現在のエース・杉本冴映さんも16歳の高校生だ。
 しかし、学生の本文は学業。八木監督は「勉強できない子は野球を辞めさせます。だから、チームに入って一番伸びるのは勉強ですね(笑)」。文武両道、本気な選手だけが残っていく。守備練習を見ていても、男子の同学年・同年代と変わらない厳しさ。「守備は鍛えていますから、何とかなります。ただ、打撃に難があるので、(大会でも)点を取れる時に手堅く取っていきたいですね」。

 選手たちにも聞いてみた。高校生エース・杉本投手は「決勝で投げられるように頑張りたいです」と意気込み、チーム設立メンバーのひとり・野本陽子外野手は「目標は優勝ですが、それ以上に、もう一度決勝の舞台に立ちたいですね」。また、主将の田中秀美投手も「去年は決勝でコールド負けでした。今年、決勝の場にもう一度戻ります!」とリベンジを誓う。20代の角田華子外野手と田由実子内野手は「(同チームの良いところは)厳しいところ。全力で高みを目指せます」(角田選手)「真剣に(野球を)取り組めるチーム。しんどいけど、しんどいから味わえる楽しさがあります」(田選手)。中学生選手の堀遥奈内野手も「今まで知らなかったことを教わったり、見て吸収したりしています」と向上心いっぱいだ。

 「うちは小粒なチーム。決して強くて勝ってきているわけではありません。でも、大会はトーナメント制。10戦中9回負けるような相手でも、1回の勝ちを大会に持ってこられればと思っています。賢く点を取って、守備で抑えて、試合が終わった時に1点多く勝っている、そういった試合をしたいですね」(八木監督)。女性たちの白球にかけた熱い戦いが、間もなく始まる。

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