女を楽しくするニュースサイト「ウーマンライフ WEB 版」

  • facebook
  • twitter
  • line
  • rss

2012年9月6日

ここから始まる、新しい一歩。 【宇治(京都南)若者サポートステーション】

Pocket
LINEで送る

(300円相当)A81-150
20組40名様に

引きこもり・不登校・ニート…不器用な現代の若い人たちへ。

 近鉄・小倉駅西口から歩いて2分の、ビルの2階にある事務所。取材前に息を整え、その前に立つと、スッと開いた自動ドアの向こうには、何ともホッとする柔らかな笑顔があった。この方が、NPO法人まごころの横田幹雄さんなのか。少し肩の力が抜けたのが分かった。


 訪れた、厚労省受託事業所「宇治(京都南)若者サポートステーション(宇治サポステ)」は、今年5月に開設された、若者(15~39歳)の就職や自立を応援する相談所だ。社会生活に不安を覚える若者たち(引きこもりやニートなど)とその保護者たちの相談に、日々対応している。 
 「社会や人と関わることを恐れてしまい、身動きが取れない…状況は本当、なかなか深刻なんですよ。でもね、若さゆえのつまづきは、いくらでも挽回できる。その一歩を後押ししたくてこの事業を始めました。」と話す横田さんは、こちらの総合コーディネーターをはじめ、キャリア・ディベロップメント・アドバイザーや経営コンサルタント、人材キャリアコーチ、古物鑑定士など、様々な顔を持つ異色の人だ。しかも、ことさら若者への思いが、熱い。

「人は変われる。そのことを早く知ってほしい、その一心です。」

 「自分の若いときは金髪で、本当にヤンチャしてたんですよ」と笑う横田さん。そして、自身の営業や起業の、厳しく苦い体験があるからこそ、現代の若者の折れやすさ=心の教育の不足を、今ひしひしと感じている。
 「だけどね、こんな自分でも人の話を聞けるようになったし、コーチングの仕事もできてる。人って変わるし、変われるんですよ。だからね、一緒にやっていこうよ、変わろうよ!って、本っ当に思いますね!」徐々に帯びてくる言葉の熱気が、じんじんと伝わる。
 人は、神経が尖れば尖るほど、言葉の出所に敏感になる。だから、横田さんの心の底から湧いてくる言葉に、多くの頑なな心が徐々に解きほぐされていく様は、想像に難くなかった。

すべては“楽しい”のために。今静かにその輪が広がろうとしています。

 横田さんは、古物や貴金属の鑑定士らしく「ダイヤはダイヤでしか磨かれない。人も一緒、そうやって輝けるんです。」と真理をサラッと語る。そんな横田さんが不器用な若者たちとのスタンスは「何をどうしたらいいのか」の前に「何を本当にやりたいか」から一緒に考えてみる、とシンプルだ。しかも無料で。「すべては“楽しい!”のために、です」と笑って話す横田さんもまた、自分が一番やりたかったことに出会えたという一人だった。下を向いて来た人が、顔を上げて笑みをこぼす、そんな瞬間が今は何よりも嬉しくて楽しいという。
 今回ここでは書ききれなかった、宝石のようにキラキラ光る横田さんの言葉の続きは、宇治サポステでぜひ直に聞いていただきたい、と今を生きにくい人たちに本当に伝えたい。その一歩こそが、きっと自分らしくキラッと輝ける日々の始まりだから。「人は変われるよ。本当にすぐにね。」横田さんのしみじみとした口調が、深く心に沁みた。

Pocket
LINEで送る