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2012年9月7日

「プライドのある住まい」提供を 株式会社ライフ・テクノサービス 

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河内長野市立文化会館・ラブリーホール
前売りチケット(500円チケット7枚つづり)

介護職は待遇面から改善を。従業員が働きやすい環境作り

 介護・福祉用具の販売・レンタル、バリアフリーなどの改築事業、介護施設の運営などを行っている株式会社ライフ・テクノサービス。代表取締役を務める中川裕さんは、介護職出身者ではない。エンジニアとしてサラリーマンをしていた。
 「医療関連の案件を多く扱っていましたので、ヨーロッパから福祉用具の輸入をしようと考えました」。調べてみると、ヨーロッパでは医療や福祉、介護の用具を作っている会社が同じだった。それならば、福祉と介護も扱ってみよう。平成9年に会社をスタートさせた。

 その後、介護制度の改定などもあり、現在は三重県内における福祉用具シェア20%。県内のトップ企業に成長した。また、在宅介護しやすい生活動線を提供したいと思い、バリアフリーをはじめとする増改築も始めた。「ただ、在宅での介護はそれだけではないんですよ」。

 福祉用具を入れても生活動線が確保できない場合がある。バリアフリーができたとしても、家族の援助、いわゆる介護力がない場合もある。専門知識も不可欠だ。「子どもたちを東京などの良い大学に行かせて、(子どもたちは)そこで就職し、独立して戻ってこれなくなっている。介護には家族の援助が必要ですが、それが難しいケースが多くあります」。用具、環境、専門知識、家族の力。ひとつ欠けると、在宅介護は難しくなる。
 「当初、私たちは介護施設事業を行わないつもりでした。でも、そういった在宅介護での解決できない多くの現状を見てきた結果として『プライドのある住まいを作ろう』と考えました」。利用者や家族にとって、介護施設は未だにネガティブなイメージがつきまとう。「それに(介護が必要な)高齢者には住む場所の選択肢が少ない。自由に選べない。環境が限られてるんですよ。ついの住まいなのに、そんな話ないですよね。だから私たちは、家族や友達を呼びたくなるような施設を作ろうと考えています。呼べないような住まいでは、人生の汚点になり、その人の人生を否定することになりますから」。実際、入居者の元には家族や友人がいつも訪れているという。では、施設を運営する上で心がけていることは?

 「従業員が働きやすい環境を作ることですね。(管理者として)それが私の使命です」。現場でどう働け、とは言わない。専門の介護員に対して失礼だと感じるからだ。ただ、従業員が満足して働ける環境を作ることで、利用者がより良い生活を送れる環境を作る。「介護職は給料が安い、汚い、きついといったイメージがありますから、まずは待遇面から良い環境を作っています。利用者の方々が良い生活できるように、社員満足度を高めています。また、介護に携わる人たちの負担が少しでも軽減されるよう、将来的には機械やロボットも導入したいと思っています。パワードスーツのような機械が導入できれば、介護者も腰を痛めることがなくなりますし、介護力も向上します。安全性も高まりますし、(作業の)スピードもアップします。私はそういったことを先進的に取り入れたいですね」。

 異業種出身だからこその視点で、これからも福祉・介護に新風を吹き込んでいく。


 パワードスーツ 外骨格型や衣服型などがあり、体に装着して使用する。電動アクチュエーターや人工筋肉などが使われており、高齢などの理由で非力な人でも物を持ち上げられる、歩行困難な人が歩けるように補助をするなど、医療・介護分野での利用が期待されている

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