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2012年9月8日

12年のOL生活から農業家へ転身

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もらって嬉しい手紙の書き方
書き方とサンプル・例文

違和感から飛び出し、手に入れた農業は天職

 奈良市東部の山間、水田と茶畑が広がる緑豊かな田原地区に高島さんの茶畑と畑があります。作業の合間に地主さんと手伝いのスタッフさんも揃って賑やかに出迎えてくれました。
 農業家として自然の風景に溶け込んで見える高島さんですが、経歴はとてもユニークです。奈良市内で農業とは無縁のサラリーマン家庭に育ち、市内の百貨店で12年間働きました。「楽しく働いていましたが、なんだか違和感があって…」25歳の頃、冷暖房完備で外の気候も分からない毎日の仕事に疑問を感じ、たまたま見つけた鹿児島県・沖永良部島での農業体験に休暇を利用して飛び込みました。厳しい自然の中で農業や漁業を生業とする暮らしにカルチャーショックを受け、これまで感じたことのない充実感、生きている喜びを感じました。それからは休みを見つけて北海道や山形などで農業体験を重ね、29歳の時に会社が倒産したのを機に、約1年間、日本各地に農業体験の旅にでかけました。奈良に戻って自然派レストランで働きながら、歌姫農園(阿藤鋭郎代表)の研修生として独自の天然自然農法を学び、独立して今に至ります。
 自分が農業を職業にするとは思ってもいなかったけれど、今では「自分が一番自分らしくいられるのが農業」と日に焼けた笑顔が輝きます。大和高原・田原地区の他、平城宮跡大極殿北2kmに位置する歌姫町にも畑を持ち、手伝ってくれる仲間も増え、日々、草や虫、作物と向き合いながら生産活動に励んでいます。

女性は農作物を食べるだけはなく、生産に目を向けて欲しい

 「農業に関わることで、自分たちは自然の中で生かされていると気づかせてもらった」と謙虚に語る高島さんは、女性にもっと農に携わって欲しいと願っている。「食卓を預かる、食に近い女性が、誰がどのように作ったかわからない作物を家族に食べさせています。食物を買ってきて消費するだけではなく、プランターでネギ1本でも育てれば、本来の大切なものを見つけるきっかけになるのでは。人も農も同じ。無駄なことはひとつもないと感じます」。豊かに無駄なく循環している自然界から、私達の暮らしにも学ぶべきことがたくさんあると高島さん。

※自然農法で生産された田原ナチュラル・ファームの野菜や茶畑のブランド「大和高原のお茶・ゆい」は下記などでお求めできます。
・自然食品店 五ふしの草(奈良市芝辻町、船橋通り商店街内)
・産地直送館 田舎や(奈良市二条)

田原ナチュラル・ファーム
里芋畑にて
茶畑の前で地主さんとスタッフと一緒に
高島佐和さん
tawarafarm.exblog.jp/

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