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介護のささやき

2012年9月8日

高齢者にとって旅は最高のリハビリです

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吹田市立博物館

行けるところではなく、行きたいところに出かけよう!

 高齢になって体に不自由が出てくると、本人も家族も、外出や旅行に消極的になり、出かけたい気持ちがあっても、家族にも迷惑がかかるし旅行なんて無理と最初からあきらめてしまいがちです。ところが「適切なサポートがあれば、海外旅行だってできますよ」と、ヒューマンヘリテージ株式会社の山本善徳(よしのり)さん。山本さんは3年前に旅行と介護福祉を組み合わせた福祉車両による旅行サービスを始め、高齢者や障害者の旅行やお出かけをサポートしています。
 山本さんは、奈良出身。母親が障害児のボランティア活動をしていて、父親がJRに務めていたことから、子供の頃から福祉の世界を身近に感じ、旅行が大好きな少年として育ちました。社会に出て自身も障害者施設で現場に立ち、高齢者のケアマネジャーとして働きましたが、高齢者や障害者の外出は様々な問題があって難しいと実感。本人の要望を叶え、一緒に出かける家族も介助ばかりを気にすることなく楽しめるように、旅をサポートしたいと、独立して起業しました。

高齢でも不自由でも、旅で家族の物語を作りませんか

 これまでに様々な旅をコーディネートしてきました。認知症の奥さんと思い出の地に旅行したいというご主人からの依頼で一泊二日の白浜旅行を企画したり、末期がんのお父さんと空気の良い所で過ごしたいという家族旅行のお手伝いをしたり。お孫さんの結婚式でお祖母さんの列席を介助したりと、冠婚葬祭のお手伝いも増えています。「旅行も、冠婚葬祭もご家族の思い出に残る一大イベントなので、とても喜んでもらえるのが嬉しいですね」。
 外出は本人の自信につながり、食事の介助が必要だった人が自力で食事ができたりと普段はできない力を発揮することもあるそうです。
 「旅は最高のリハビリです。高齢者がもっと気軽にでかけられるようになれば、より良い社会になるはず」。この夏、旅のお世話で日焼けした顔に笑顔が広がりました。

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