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2012年9月10日

介護を身近に感じて欲しい  株式会社ケア・ビューティフル 山本陽子さん

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生駒市経済振興課

書籍やカルタを通じて、子どもや若者も介護に感心を

 介護職の人材育成や職場改善などをサポートしている株式会社ケア・ビューティフル。その代表取締役・山本陽子さんには、「創作者」としての顔がある。
 「音楽が好きで、若いアーティストと接すること多いのですが『介護という言葉に違和感がある』と言われまして」。若い世代は介護に直面していない人が多い。「自分には関係ない」と感心を持てないのも、無理からぬ話だ。「そこで、小説を書き始めました」。
 山本さんは中学校で音楽の教諭を務めていたが、20代後半で介護職に転身。現場で働いた後、「介護の現場で音楽などの楽しみを取り入れたい」と大手介護企業の人材育成部門に転職し、現場への音楽の取り入れを試みた。全国を飛び回り、資格も多く所有。経歴も豊富で多くの人から信頼も集め、個人的に任される仕事もあったため独立。介護の専門書でペンを執ることも多かった。
 「ただ、講演などをしても『認知症講座』といったタイトルをつけるとお集まり頂けないんです」。もっと多くの人、とくに若者や子どもたちに感心を持って欲しい。その思いを発信するため、2009年、処女作「さいはてたい」(文芸社刊・1200円+税)を執筆。テレビドラマ化されるほどの話題作になった。

 また、子どもから大人、介護を受けるお年寄りまで楽しめるカルタ「ゴーゴーかいごDEカルタ」(2600円)も制作。「子どものうちから学校で習って、介護が身近なものだと思って欲しいんです。学校で『国語・算数・理科・社会・介護』ってなればいいなって(笑)。そのための教材ですね」。
 実際、子どもたちがカルタで遊んだ後、「『車イスの人が通れなくなるから、駅前では自転車留めません!』って言ってくれたときは、泣きそうになりましたね(笑)」。介護の現場でも「カルタをとれる人も(身体的に)とれない人も助け合って遊んでいたり、文面に共感されていて会話が弾んでいたり。すごく嬉しかったですね!」。
 現在、講演や研修などを精力的にこなす一方、小説の次回作も執筆している山本さん。「小説はライフワーク。一生書いていきたいですね」。物語などの創作物を通じて、多くの世代に介護を広めたい。山本さんの挑戦は、これからも続く。
プレゼントコーナー では「さいはてたい」「ゴーゴーかいごDEカルタ」をセットにして抽選で10名様にプレゼント中。
 締め切りは9月23日(日)まで。詳しくは こちら

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