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介護のささやき

2012年9月21日

難関の国家試験に合格した外国人看護師が後進にエール

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淀川資料館

夢を叶えフィリピン・インドネシアと日本の看護の架け橋に

 医療機関で働きながら勉強を続け、難関の看護師国家試験に合格した外国人女性が京都市山科区の洛和会音羽病院で働いています。言葉の壁や生活習慣の違いを乗り越えた彼女たちは、同じ夢を抱く母国の後進たちに熱いエールを送っています。
 2012年3月の国家試験に合格したのは、フィリピン出身のエルヴィラ・ブクレド・シバヤンさん(32歳)と、インドネシア出身のフェブタ・エカ・ブルタンティ・チャタリナさん(30歳)。エルヴィラさんは2009年5月、フェブタさんは同年11月、ともに日比・日尼政府間の経済連携協定(EPA)に基づき来日しました。
 看護学校を卒業後、マニラ市内の病院で働いていたエルヴィラさんは、「より高度な医療技術を勉強したい」との思いから来日したものの、当初は日本語の難しさに戸惑ったといいます。「ひらがな・カタカナ・漢字、それに専門用語。正直、何度も『帰りたい』って思いました」(苦笑)。それでも勤務中に分からないことがあればすぐに先輩に尋ね、退勤後は寝る間を惜しんで問題集に取り組むなど、昼夜を問わない努力が実を結びました。

 「近代的で清潔な国」。研修生として日本に滞在経験のある義弟の言葉は、出身地・ジャワ島の病院に5年間勤め、「もっと医療のことを勉強したい」と考えていたフェブタさんの胸に強く響きました。夫と2歳(当時)の息子を残し、単身来日してからは、看護と受験勉強に明け暮れる日々。念願が叶った今は「家族を日本に呼び、一日も早く一緒に暮らしたい」と笑顔で話します。
 勤務する病院をはじめ周囲の理解と協力に支えられて合格を勝ち得た二人は、後進の支援にも積極的に取り組んでいます。フェイスブックを利用して母国に情報を発信したり、ブログを開設して日常生活を伝えたり。『夢はきっと叶う』。イキイキと働く二人の姿は、母国の後進たちにとって何よりの励ましでもあります。

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