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2012年9月27日

お母さん、ひとりで悩まず相談を ―のがみこどもクリニック院長・野上隆司さん(41歳)―

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監督 ミヒャエル・ハネケ

小児外科の経験活かした治療と相談も

 奈良市六条西で30年続いた「たけうち小児科医院」。その跡を引継ぎ「のがみこどもクリニック」を開院したのが野上隆司さんだ。「新規開業しようと思っていたところ、人を介して(後継者を探していた)武内先生と知り合いました」。地域に根差した医療を続けてきた武内氏に感銘を受け、「なくなってしまうのは地域の損失」と、同医院で自身のクリニックを開院することにした。

 「大学では小児外科を担当していました。私自身が子供の頃に小児喘息を患っていましたし、臨床実習で患者さんを看ていて、小児外科に興味を持ちました」。大学の恩師からも後押しされ、小児外科の道に。「大人の外科と違い、小児外科は内科分野の医療行為も踏み込んで行うことが多いんです」。例えば内視鏡などは基本的に内科医が行うのが、小児の場合、病院によっては小児外科医が行う。いわば、外科も内科も看ることができる。
 「小児分野は風邪や腹痛、アレルギーといった疾患が対象です」。子どもを怖がらせないためにも子どもたちと近い距離で気軽に接しているが、大人の疾患よりも治療法に正解がないのが小児の世界。「風邪などの場合はある程度決まった治療法がありますが、小児の場合、決まった治療法が少ないんですね。ですから、自分で治療法を探していく。(保護者と)一緒に決めていきながら治療をしていきます」。生活スタイルが多様化している現代、予防や健康維持といった側面からも地域医療に貢献したい。周辺の病医院とも連携し、予防接種や健診にも力を入れていきたいと考えている。

 「クリニックではできることが限られますが、多くのお子さんを着実に看ていきたいと考えています。外科的なことも相談に乗れますし、離乳食などについては子育てをしてきた看護士などの女性スタッフがお答えします。(医者から看たら)1週間くらい続くような風邪でも、3日間治らないとお母さんは心配ですよね。不安があると思いますが、お母さんのカンは正しいことの方が多いですから、ひとりで悩み、抱え込まずに『(子どもの様子が)いつもと違う』と思ったら、ご来院下さい」。

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