イベントガイド
2012年10月29日
アートと懐かしい建物、ローカル電車のコラボでまちを彩る 貝塚まちなかアートミュージアム
もらって嬉しい手紙の書き方
書き方とサンプル・例文
「貝塚まちなかアートミュージアム」11月4日から11日まで開催
貝塚市の市立公民館が来年60周年を迎える。そのプレ事業として「貝塚まちなかアートミュージアム」が同市山手地区を中心に開催される。担当のそ・真砂悦実さんと、同事業アドバイザーで画家の籔内博さんによると「公民館で行っている講座の受講者や、市内の児童・学生さんなどが作り上げた作品を、元紡績工場である『のこぎり屋根工場(株式会社テザック三ツ松工場)』や水間鉄道の三ケ山駅周辺などで展示致します」。
のこぎり屋根工場では市内の織布工場から提供された布を使用した縦3メートル横35メートルの大作を、工場の壁面全体に立てかけて展示。作品のテーマは「つむぐ」だ。
「高校生が描いた自画像や、保育園や小学校で行った人間魚拓などを貝塚高校被服選択生の皆さんがミシンで縫い合わせてつないだコラージュです。今、工場周辺は静かで落ち着いた風情を見せていますが、紡績業華やかなりし時代には多くの女工さんや職人さん、村の人たちで賑わっていました。その活気をアートで蘇らせようと考え作成しました。過去の時空間と共鳴して日常とは違う時間を感じて頂けたらと思っています」。
水間鉄道・三ケ山口駅では事前※に描かれた似顔絵を、同駅周辺の水田では手作りかかしを展示。「似顔絵は水間鉄道の乗客を講座受講者などが描いたスケッチです。かかしは2種類あり、1つは段ボール製で講座受講者や小学生が作ったもの。もう1つは1メートル四方の布に高校生・小学生が顔を描き、3~6メートルの高さに掲げたのれん風かかし。いずれも水間鉄道の車窓から見えるかかしをイメージしてレイアウトしています」。
また、ワークショップ「等身大の自画像」も行われる。「紙を斜めに立てかけ、その横に姿見の鏡を置き、全身の自画像を墨で書いて頂きます。紙と水と墨は、まるで思い通りにならず、やり直しもきかず、前に進むしかありません。慣れない作業を通して、日常では忘れていたような感覚、非日常の時間を感じて頂きたいですね」。他にもオープニングイベントとして笑福亭里光氏による落語会が、最終日には貝塚産野菜の直売会が行われる。
「この事業をきっかけに、マップを片手に自然豊かな(貝塚市)山手地域を歩きながらお楽しみください。コラボレーションした作品を見ることで、懐かしい建物やローカル電車など山手地域の魅力に気づく機会になればと願っています」
なお、各展示やイベントの詳しい内容・日程は問い合わせ先を参照。
※10月10日~13日
2018年4月19日
太子町の叡福寺・西方院で4月21日・・・