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2012年11月12日

超早期発見で、皆がハッピーな乳がん治療を!〈2〉 乳腺外科医師 中嶋啓雄(なかじま ひろお)

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大阪芸術大学

講演会「成人女性の人生を狂わせてしまう乳がん! ~その怖さを知ってどう向き合い、どう戦うのか?~」

〈1〉から続く
 乳がんの早期発見には検診が欠かせないことがわかります。ただ、一般的なマンモグラフィの画像診断だけでは日本人に多い「高濃度乳腺」にできた腫瘍は見つけにくく、診断精度が高い超音波検査との併用が進められています。「早期発見、治療には医師の診断能力が欠かせません。読影能力に優れた、経験が豊富な信頼のおける先生に診てもらうことも大切です」。
 もし乳がんと診断されても、「慌てて手術をしないで」と中嶋先生。「一概には言えないが、手術前に適切な抗がん剤治療により腫瘍を十分に小さくすることで根治の可能性が高まり、内視鏡下での乳房温存手術が可能になるケースがあります。しこりになるのが10年、1円玉の大きさになるのに13年かかるといわれています。ガンは少しずつ増殖します。乳がんが見つかってもすぐに増殖したり転移しないので、慎重に見極めて治療を進めて欲しい」。
 「最も罹患が多い40歳代といえば、家庭でも会社でも中心のまさに花盛りの年齢。このような方を死なせたくない」というのが長年現場で乳がん患者に向き合ってこられた、先生の最大の悩み。「一人でも多くの女性を助けたい。治療後も活き活きと生活や仕事をして、普通に幸せを実感してほしい」という強い想いが先生の使命となり、「超早期に乳がんを発見すること」を最大の目標にされています。「超早期の発見であれば、患者も医者も病院も厚生労働省もみんながハッピーになれる、そんな乳がんを見つけていきたい」と力を込められました。
 様々な発症例を取り上げたわかりやすい説明に、参加者も真剣に聞き入り、講演会修了後には活発な質疑応答がありました。

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超早期発見で、皆がハッピーな乳がん治療を!〈1〉

中嶋啓雄(なかじま ひろお)先生プロフィール
社会医療法人 弘道会 寝屋川生野病院 乳腺外科 中嶋啓雄先生
京都府立医科大学医学部卒業後、第2外科学教室入局、大学院修了後、アメリカ国立癌研究所へ留学。帰国後、京都府立医科大学 内分泌・乳腺外科学講師(兼 病院診療科長)、草津総合病院を経て、現在に至る。

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