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2012年11月15日

街が甦る、浪漫のあるたたずまい  ―池田市・サカエマチ1番街「引札屋」―

監督 クリストフ・オノレ
出演 イザベル・ユペール/ルイ・ガレル

池田観光の拠点で、ちょっと昔へタイムスリップ

 阪急・池田駅から徒歩3分のところにある「サカエマチ1番街」。明治時代に鉄道が通り、活気あふれる商店街として栄えてきた。その当時の面影を残す建物が「引札屋」だ。
 「池田栄町 町屋再生集合施設」として2005年にスタートした同施設内には、八百屋・花屋といった店舗と、運営会社が行う観光案内所・お土産ショップ・駄菓子屋が軒を連ねる。企画・運営を担当するいけだ3C株式会社・吉岡博充さんによると「以前は金物屋さんでしたが空き店舗になっていました。外の壁を覆っていたトタンを外すなど、町屋風に改修しました」。

 同商店街では古くからの建物が多く、木の壁にトタンなどを張り付けている店も少なくない。引札屋の建物も築70年だ。「建物に歴史的な価値はそれほどないかもしれませんが、たたずまいを戻して昔の状態にすることで、商人の街・池田の歴史を感じられる、落ち着いた雰囲気になりました」。同施設が誕生して以来、商店街には町屋の状態に近づける改築を行う店が増えてきた。「懐かしい雰囲気があり、オシャレでもあります。商店街全体が風情のある街並みになりますから、もっと増えてくると良いですよね」。
 引札屋オープン時から店を構えている八百屋「自然工房ふじ」は、近所の主婦から人気。能勢産の米や野菜を揃えており「懐かしんで購入される方が多いですね」(店主・藤原唯司さん)。同じく初期から店を開いた「ちっちゃなお花屋さん」の山脇祐也さんは「うちには(花を保管する)冷蔵庫がありませんから、本当に鮮度の高い花ばかり。とくに『お買い得』の札の花は、その日に仕入れたものです」。取材中も両店にはお客さんが絶えなかった。

 一方、店の奥にある観光案内所・お土産ショップ・駄菓子屋にも来店者が多い。「池田市にはインスタントラーメン記念館があり、四季折々の風景を楽しめる五月山も人気です。観光にいらした方が、池田を巡る前にここでマップを手にして、帰りにはお土産を購入して頂けるようになりたいと考えています」(いけだ3Cの店舗担当・都志千恵美さん)。また、駄菓子屋には近所の子どもたちの姿も。「大人にとっても懐かしいと思います。駄菓子や池田の特産品を手にして頂いて、奥の休憩室でゆっくりして頂ければと思います」。