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2012年11月23日

大人から子どもまで、童謡を歌おう  童謡ほんわ会主宰・武村まみさん

八尾市人権文化ふれあい部 市民サービスコーナー
「年賀状を作ろう展」

音楽は愛。年代問わず歌える「日本の心」を発信していきたい

 「教科書から童謡唱歌が減った時がありました」。河内長野市で音楽教諭を務めている武村まみさんは、そう嘆く。
 「童謡唱歌は文化遺産。歌いながら思いやりの心を知ったり、歌の中に心情や情景がたくさん詰まっています。日本人の奥ゆかしさ、日本語の美しさ。日本って素晴らしいなって感じられるんです」。
 童謡を残したい。そこで10年前、武村さんは童謡を歌う「童謡ほんわ会」をスタートさせた。年に4回、会員を自宅に招き、みんなで季節の童謡を歌う。
 「練習とかアンサンブルとかではなく、それぞれご自身の思いで歌って頂いています」。
 現在、会員数は約80人。自宅開催のため、時には希望者が全員参加できないこともある。それだけ、童謡の良さが浸透している。
 「童謡って、大人になって歌うと、より一層味わい深いものになります。年を重ねて歌いますと、歌にその方の人生が重なります」。
 武村さんは同会のメンバーとともに、高齢者施設へ童謡を届ける活動もしている。「音楽療法の一環として、童謡を歌っています。会員の方には、(施設の)皆さんに楽器を配ったりするお手伝いをして頂いています。施設の皆さんにも一緒に歌って頂くんですよ」。
 自治体や医療施設などで音楽療法の講演会も開催。一方で、自ら作曲も手がけ、作った童謡は20曲にも及ぶ。「自転車に乗れた時の喜びや、バスに乗って遠足に行く歌など、子どもの目線になって、子どもたちのための歌を作っています」。
 もちろん、教育の現場でも季節の歌など童謡唱歌を子どもたちに伝えている。「童謡って、年代を問わず、時代を越えて、みんなで歌えて、元気をもらえるもの。たくさんの方に歌って頂けたらと思っています」。
 現在、武村さんはより多くの人が童謡に親しめるようにと、四季の童謡唱歌をまとめた本を制作している。「教師をやりながら活動していますので、高齢者施設などからの依頼すべてにお応えできないのが現状です。出版社さんからのお声かけもあり、本にしてみようと思いました。来年中にはまとめたいですね」。その後は、自身のオリジナル曲を歌集にしたいと考えている。
「音楽は愛です。その力は、無限です」。多くの人たちへ愛と日本人の心を伝えたい。武村さんは柔らかい笑顔で、これからも童謡を広めていく。