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2012年12月13日

市民から寄贈されたリサイクル本を有効活用 池田市「まち角の図書館」

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滋賀県立琵琶湖博物館

自由に借りられ、返却期限なし。ジャンルも豊富で、懐かしい本との再会も

 商店街や市役所前、市立池田病院前、バス停の近くなど、池田市を歩いていると、市の市章になっている「井桁」の形をした大きめの本棚※を見かける。実はこれ、市と市民が協働で管理している「まち角の図書館」。池田市民はもちろん、市外の人でも手続き不要で24時間、自由に本を借りることができる。
 担当している池田市環境にやさしい課の水浦邦子さんと渡邊太郎さん、「池田のまち角に図書館をつくる運動」実行委員会会長の有田稔さんによると「昭和56年に市民の有志で『池田市リサイクル協会』を発足し、翌年から市民の皆さんにご提供頂いた本を春と秋の年2回『古本再利用市』で販売・無料提供しています。
 ただ、売れ残る本も多く、せっかくご提供頂いたのに(古紙として処分したり放置しておくのは)もったいない、何か市民の皆さんに還元できないかと考え、24年前からまち角の図書館を始めました」。

 リサイクル本の回収は8月を除く月2回。市の広報誌などで呼びかけており、毎月段ボール箱で10~12箱ほどが集まる。また、市内13か所※に設置されている本棚にも回収スペースが設けてあり、少ない冊数であれば提供できる。 現在、倉庫にある在庫本は5000冊を越える。「まち角の図書館は市民ボランティアが図書の選考や本棚の清掃、倉庫の整理などをしています」。 ボランティア以外にも、地域住民が自主的に本棚の整理や周辺の掃除をしている場合もある。それほど、まち角の図書館は市民に浸透している。
 「推理モノや時代小説から児童書まで揃っています。設置している場所柄などで、それぞれの本棚に人気のジャンルがあります」。また、リサイクル本ゆえ新刊よりも古い本が中心。今では手に入りにくいタイトルも棚に並んでいることもあり、懐かしい本との出会いや、古い本を探す人もいる。
 「返却期限はありませんから、家事・育児で忙しい主婦の方や、お仕事で時間のない方も自分のペースで読んで頂けます。実用書や趣味の本も結構ありますし、お子さんと一緒に借りられるお母さんの姿をよく見かけます。これからも、多くの方に利用して頂きたいですね」。
 なお、借りた本の返却は13か所ある本棚であればどこでも可能。市立図書館や市外の図書館に返却する人もいるそうだが、お間違えのないように。


1~11号館と分館2館の13か所。井桁ではない形のものもある。
設置場所は池田市ホームページ(下記)参照

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