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トピックス

2012年12月20日

来春、神戸に切らずに治すがん専門病院が開院 神戸低侵襲がん医療センター

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高野弘 有限会社アクアイメージ
ファーストアルバム『アクアアイランド』

「小さく見つけてやさしく治す」 低侵襲医療ががん治療を変える

 平成25年4月1日、神戸ポートアイランドに「神戸医療産業都市構想」の一環として、がん専門病院「神戸低侵襲がん医療センター」がオープンします。従来、日本でのがん治療は外科的手術が基本でしたが、この十数年で大きく進化して外科的手術に劣らない治療実績をあげるようになった放射線治療に着目し、「がん治療は外科的手術が全てではない」という考えの下、「小さく見つけてやさしく治す」を叶えるために、「神戸低侵襲がん医療センター」が創設されることになったのです。
 低侵襲医療とは、放射線・化学療法などを組み合わせた治療法で、体を切り開いて悪い腫瘍を取り除く外科的手術とは違い、放射線照射によりほかの臓器を傷つけずピンポイントで悪いところを治します。そのため、副作用も少なく、機能温存・QOLの向上が叶うのです。しかも、1cm程度の早期で発見できる点も魅力。体力的な問題から外科的手術が困難な高齢のがん患者を救う道も開けたことになります。

専門性を極め、医療連携機能を充実。こころと体にやさしいがん治療

 「ここでは放射線治療や化学療法によるがん治療を行うため、『手術室』がないんですよ」と教えてくださったのは、開設準備室室長の重廣健さん。
 外科的手術は隣接する神戸市立医療センター中央市民病院、神戸大学医学部附属病院などの連携病院で行い、同院は最先端の放射線治療を担当するという医療提携・分担制を実現。「ベッド80床に対して放射線治療機器を最新型3台、化学療法室20室を備え、CT、MRI、PET‐CTなどの画像診断機器を導入したり、高精度の放射線照射ができるIMRT(強度変調放射線治療)なども取り入れています。治療医3人、専門医3人、内科医1人、内視鏡医2名、画像診断医4名など各専門医を揃え、チーム医療により、小さな病巣も見逃さず、難治ながんもしっかり治療できるんです。外来科学療法室も完備しています」。
 精神腫瘍科医が常駐して精神ケアを担当したり、遠隔医療によってコンサル業務を行ったりと、『顔の見える連携』も重視し、機器面でも人材面でも安心してがん治療を受けられる環境が整っていると言えるでしょう。
 「もしがんになってしまったとしても、神戸に低侵襲がん医療センターがあってよかったと安心してもらいたい」と重廣さん。
 低侵襲医療に特化した専門性と質の高さ、近隣との強力な医療連携機能を兼ね備えた同院が日本のがん治療に大きな希望をもたらしてくれることでしょう。

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