女を楽しくするニュースサイト「ウーマンライフ WEB 版」

  • facebook
  • twitter
  • line
  • rss

トピックス

2012年12月14日

ノロウイルス・ロタウイルスの注意点(1)

Pocket
LINEで送る

姫路市立手柄山温室植物園
シクラメンとポインセチア展 12月25日(火)まで

大津市民病院小児科部長・中嶋敏宏さんに聞く

 ウイルス性胃腸炎の原因としてよく耳にするノロウイルスとロタウイルス。その感染経路や予防法、症状などについて、大津市民病院の小児科部長・中嶋敏宏さんに聞いた。
 「いずれも小型のウイルスで、口から体内に侵入して感染する経口感染が主な感染経路です。また、感染・発症の危険は1年を通してありますが、ノロウイルスは秋から冬に多く11月から1月がピークです。一方のロタウイルスは冬から春に多く、現在はピークの時期が春にシフトしてきています」。
 それぞれの症状は嘔吐と下痢。発熱を伴う場合もある。ロタウイルスの方が、症状が強い傾向にある。「ロタウイルスは、主に1歳から5歳くらいまでの乳幼児が罹患しやすく、大人が発症するケースは基本的に集団感染が多いですね。ノロウイルスは年齢に関係なく発症します。また、乳幼児は症状が強く嘔吐や下痢が強烈な場合もあり、半日で脱水症状に陥る危険もあります。加えて、いずれのウイルスもけいれんや脳症といった合併症を引き起こすこともありますから、注意が必要です。お年寄りは吐しゃ物がのどに詰まり、窒息してしまうケースもあります」。では、その感染源は?

 「まず、人から人に感染するケース。トイレやオムツの交換などで手についたウイルスが口から体内に入ります。また、食品にウイルスが含まれているケースもあります。カキなどの二枚貝に含まれている場合もありますが、それよりも食品加工業や飲食店に勤務する方、ご家庭の主婦など調理する人が感染していると、手にウイルスがついていて料理に含まれてしまうんですね」。調理法が不十分でウイルスが死滅せず、集団感染を引き起こすこともある。
 「それに、ウイルスが含まれた便や吐しゃ物の処理が不完全ですと、強力な感染源になります。便や吐しゃ物にはウイルスが何億個、場合によっては何十億個と含まれているのですが、ノロウイルス・ロタウイルスは10個単位のわずかな数のウイルスでも感染してしまいます」。いずれのウイルスも、乾燥しても2、3週間は生きているため、便や吐しゃ物の処理が不完全でウイルスが残っていると空気中に舞い上がり、それを吸い込んで飛沫感染を引き起こすこともある。トイレのノブになどに付着している少量のウイルスでも感染原因になりかねない。「お子さんが感染・発症した場合、お母さんも感染する危険性が高まりますから、十分に気を付けて頂きたいですね」。

Pocket
LINEで送る