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コラム

2011年8月13日

活性炭研究家(薬学博士)田村太郎氏に聞く

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活性炭研究家/薬学博士
田村太郎 氏 1925年生まれ

恐るべき放射能汚染 今、私たちがとるべき防護策は?

 福島原発事故の勃発で放射能の除去方法が連日のように話題にあがっている。特に関心が集まっているのが「飲用水」。人間は水がなくては生きていけない生物であるから問題は深刻だ。そんな中、日本放射線安全管理学会が、汚染された雨水を複数のメーカーのポット型浄水器を使って実験した。それによると1回のろ過でも放射性ヨウ素は70~98%、放射性セシウムは84~93%除去できたという。ここで注目したいのは、これらの浄水器は、いずれもろ過材に活性炭を含むタイプだという点だ。そこでウーマンライフでは早くから炭の持つパワーに着目、備長炭健康法)という本も著している薬学博士、田村太郎氏に取材した。

吸着能力に着目した従来の薬用炭 欠点を改良した新タイプ活性炭

放射能対策として活性炭の吸着能力に着目する専門誌や情報が目につきます。全国の浄水場では、原水に大量の活性炭を投入して様々な不純物を除去していますが、福島原発でも大量の活性炭等が使用されているようです。元々、炭は昔から薬用炭として食中毒などの救急患者や医療用に使用されてきました。最近では腎炎の患者さんのための人工透析代行としても重用されています。
その出自から「炭は食べられない物質」という先入観が日本人にはあります。炭を食べると便秘になったり腸閉塞になったりなどの副作用があることがその傾向に拍車をかけているようですが、近年は食用の炭末を原料として炭分子を加工、滑性を良くして粒状態に加工した商品が誕生しています。これだと前述のような欠点はなく、かつ薬用炭末と同等以上の吸着能力などの特性をもっていることが報告されています。

炭で有毒物質を排出した私の場合 急がれる民間レベルでの自衛対策

具体的に言うと体内の活性酸素の発生を抑えたりマイナスイオンを増やしたり、肝循環という生理作用を高めるといったことなどがその働きです。腸管より侵入した汚染物質を肝汁を経由して排出、再吸収を防ぐ働きもあります。 私は昭和50年に近畿大学の東洋医学研究所を皮切りに東洋医学の世界に身を置いてきました。生本来病弱で長く生きることは難しいだろうと言われた身で88歳になる今日まで研究に取り組んでこられたのは漢方をはじめとした東洋医学、とりわけ活性炭に負うところが大であったと確信しています。今度の福島原発事故がその最たるものですが、現代に住む我々は好むと好まざるに限らず絶えず有毒物質による汚染というリスクにさらされています。今度のことは「21世紀は炭の時代」と早くから警鐘を鳴らしていた私の予見が奇しくも証明されたわけです。座して待つだけでなく民間レベルでも自衛していきたいものです。炭は、そのための頼もしい物質であることをお伝したいと思います。

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