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コラム

2011年8月1日

母への思いが結実した眼の独自製剤

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南口 和明さん 54歳
トキワ漢方製薬学術研究会会長/三共漢方薬品代表

まずお客様の話をじっくり聞く

多くの医学療法があるなかで、漢方の道を選ぶ人は多く、その理由も様々。南口会長の場合、自分と母親の病気がきっかけだった。
「元々、私が病弱だったんですよ。子どもの頃から喘息持ちでアトピーもひどかった。心臓も良くなかったですしね。それこそ、病院が友達でした」。
医者にかかり、薬を処方してもらう日々が長年続いた。「でも、あまり効果はなくて、副作用に悩みましたね」。
そこで、薬の専門店である大手ドラッグストアに勤めた。店長を任されるようになったが、自分の求める薬局とは違った。
そんな折り、母親が片方の目を失明する。「一方の目が見えないと、もう一方を酷使するでしょ。だから、見えていた目も視力が下がって生活に支障がでるようになったんです」。加えて、会長自身もかすみ目に悩むようになる。
そんな時に出会ったのが、漢方。独学で20年の研究を重ね、出した結論は『融合』だった。
「西洋医学だけでも漢方だけでも限界があります。どちらも融合し、良い要素を取り込もうと考えました」。
パソコンが普及した今、目を使う仕事が増えている。確立されてから数百年経過している漢方だけで改善するのは、場合によっては無理がある。また、ストレスと緊張の多い現代社会では、不定愁訴やうつといった症状が増えているが、検査数値を重要視する西洋医学だけで、それらの症状を捉えきるのは難しい。
会長の店には漢方がズラリと並んでいるが、そのほとんどが自身で研究・開発したもの。母親の視力も自分のかすみ目も改善された。
「大事なことはお客さんの話をじっくり聞くことですね」。
症状はもちろんのこと、食事や職業、家族関係など、生活習慣も聞いていく。例えば、目の不調といっても体全体の血流や水分、気持ちの滞りと深い関係がある。漢方で言うところの「気・血・水」。体の全体像をコンサルの中で背景から解きほぐしていく。
こうして、多くの方の話を聞いている。1日のほとんどを、お客さんの『しんどい』話と向き合っている。では、会長自身の健康法は何だろうか。
「毎日10キロ走って、あとはキックボクシングと空手をしています。店の奥にサンドバックがあるので、合間に叩いてますね」。
スラリとした180cmの長身。おだやかに、笑顔で、徹頭徹尾『向き合う姿勢』を崩さない。

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