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2013年1月13日

矛盾する関係、つながった瞬間を描きたい 画家 中山 玲佳 さん(38歳)

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枚方市在住

大阪、京都、東京、海外で活躍。欲張らず、自分のペースで

 京都市立芸術大学修了後、6年以上メキシコに滞在して技術・感性を磨き、帰国後には上野の森美術館「VOCA展」大賞(2011年)を受賞、京都・東京を中心に海外でも活動を続けている枚方市出身の画家・中山玲佳さん。
 「(絵は)3歳くらいから描いていました」。親は共働き。よく、父方の祖母に預けられていた。「(そこに住んでいた)叔父がまだ若くて、美大の学生さんだったんです。部屋に絵が飾られていましたし、叔父と一緒に描いたり、教えてもらったりもしました。絵を描くことが特別な事じゃなかったんです」。
 だからだろうか。中山さんは描く時、とても自然体だ。「あまりコンセプトを考えないようにしているんです。考えると、理屈っぽくなってガチガチになってしまうタイプなんですよ。小さく小さくなってしまいます。だから(コンセプトは)描きながら固まっていきますね」。

 ただ、作品全体を通したテーマは、はっきりしている。「言葉だけでは矛盾している関係、例えば裏側と表側とか、夢と現実とか、そういった関係って、実はどこかでつながっていて、その交錯する瞬間、つながった一瞬を大切にしながら表現しています」。1枚で描くこともあれば、二組の作品で表すこともある。
 「メキシコから帰ってきて描いた2枚組の絵を観たメキシコの方に『メキシコの寓話の絵を描いたんだろう』と言われたんです。私はまったく意識していなかったので『自分の絵とメキシコがつながった!』って衝撃を受けました。それ以来、(自分の作品を)観て頂くことで、その方の新しい物語ができたらいいなと思っています」。



 中山さんの作品は「MORI YU GALLERY KYOTO(モリユウギャラリー京都)」で行われている個展「A stellar hill-星の丘」で2月2日(土)まで観ることができる。その後は東京で開催される「第一生命ギャラリー所蔵作品展」(第一生命南ギャラリー・4月25日~5月31日)で展示され、東京の「MORI YU GALLERY」でも個展が開かれる。

 「子どもが生まれてから枚方に帰り、母に家事や育児を手伝ってもらっています。家族の支えや、皆さんの支援があって(創作活動を)続けられています。皆さんのおかげです。あまり欲張らず、自分のペースで、目の前にあるやるべき事を地道にやっていければと思っています」。

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