女を楽しくするニュースサイト「ウーマンライフ WEB 版」

  • facebook
  • twitter
  • line
  • rss

アニマルハート

2013年2月16日

京都・伏見のヨシ焼きが新たなかたちでスタート! 「伏見のヨシ原,再発見!」プロジェクト

Pocket
LINEで送る


ボランティア団体「伏見楽舎」

関西有数のツバメのねぐら・野生動植物の宝庫を守るため
地元市民団体の活動が実る

 さまざまな野鳥や動植物が生息する京都市伏見区の宇治川河川敷のヨシ原は、関西有数のツバメのねぐらでもあります。この地区の環境を守るために大切な役割を果たすヨシ焼きが3月、3年ぶりに新しいかたちでスタートします。一時は中断されたヨシ焼きですが、地元ボランティア団体が「もう一度!」と、熱心に活動を続けました。
 ヨシ焼きは、社寺の屋根葺きなどに使うためヨシを刈り取っている「山城萱葺屋根工事」(京都府城陽市)が長年行ってきました。この地区のヨシは高さが3~4mにもなり、丈夫なため多くの文化財の材料にも使用されています。
 ヨシ焼きは枯れたヨシを焼却し、雑草を防いで新芽の生育を促すことから、ヨシ原の維持に欠かすことができません。地区のヨシ焼きは3年前、道路に煙が立ちこめて問題になったことから中断されましたが、その間につる性植物が繁茂し、将来はヨシ原がなくなってしまう可能性も出てきました。

 こうした現状に危機感を募らせ、毎年夏にツバメの観察会などの自然保護活動を続けてきた地元ボランティア団体「伏見楽舎」が中心となって2012年6月、「伏見のヨシ原,再発見!」プロジェクト(以下「再発見!」)を発足。環境保護や野生生物の専門家、建築関係者などを招いて生態系への影響や地域文化・文化財との関わり、ヨシが地元の祭りに深く関わってきた歴史などを紹介する公開講座やシンポジウムを開催し、市民にヨシ焼きへの理解と協力を呼びかけてきました。

 同時に京都市や国の関係機関等に相談を重ねたところ、3年ぶりにヨシ焼きが地元住民の手で新たにスタートすることになりました。
 昨夏、日没のころには1万5000羽ものツバメがねぐらに戻って来るのが観察された伏見区のヨシ原。「再発見!」の中村初太郎・代表幹事は、「生き物の宝庫であるヨシ原を地域共有の宝物として、これからも守り伝え続けていきたい」と話しています。

ヨシ焼きは、3月の第2週もしくは第3週の月~土曜で気象条件の合う日に実施

Pocket
LINEで送る