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コラム

2011年8月25日

「本当に楽な見え方」を伝えたい

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ジョイビジョン奈良・オプトマツモト
松本康志 店長

ペンを1本、目の前に徐々に近づけられる。すると、ある地点で2本に見える所がある。「寄り目ってキツイでしょう。でもこれ、「内寄せ」といって、目の使い方でとても大事なんですよ」とソフトな口調で検査を進める、ジョイビジョン奈良オプトマツモト・店長の松本康志さん。人の目は元来、眼球が外向きに位置しているが、モノを見るときにすばやく焦点を合わせる、それが内寄せという眼球運動なのだという。「早い時点で2本に見える人は、内寄せの力=視機能が弱い人です、つまり遠近感が掴みにくい人。視力が悪くなくても、いつも目の疲れや頭痛がありませんか?」ドキッ!!視力1.0なのに、年中眼精疲労に悩まされていたことを、いとも簡単に見透かされた。
検査を受けながら「これはまったく新しいメガネ専門店だ」と感じた。しかし「新しいのではなく、本来あるべきメガネ屋になりたかった」という店長は「視力と同じくらい大事なのが“視機能=見え方”なんです。これは、肩こりから発達障害まで、様々な症状に関係していると言われています。残念ながら、日本のほとんどのメガネ店ではまったく無視されているのが実状で。」と嘆く。

前述のペン検査を受けたあと、店内奥にある、奈良県唯一という6mもの距離を取った検眼室で、量販店では決してできないような検査の数々(両眼視機能検査や視覚認知検査)を実施。見え方をくまなく調べた上、度数が何段階もある特殊レンズをこまめに取り替えて調整、すると「あ!楽に見える!」と実感できる瞬間に出会えた。これは不思議な、でも感動的な瞬間だった。モノが詳しく見える上に鮮やかな立体感が加わる、これが本来の目の見え方なのか!まさに目から鱗、である。
18の時からこの業界に入った「メガネ一筋な頑固者」の店長。目とメガネにとことんこだわり、2009年には日本眼科技術賞銀賞を受賞した。さらに、メガネを追求すればするほど「現状のメガネ店」への不満を解消したい!という思いが募った。そして開いた同店は「とにかく、見ることに困っている方の力になりたい、見えることでできることも広がりますから。」と、ストレートで熱い店長に惹かれ、修行時代のお客様もいまだ来店されている。取材中にも「メガネ調節してくださ~い、それとコレ!」と採れたての野菜を手にしたにこやかなお客さんが入って来て、急遽店長は対応に回った。丁寧な仕事は、やはりこんな細やかで心温まる関係から生まれるものなのだ。途端に目元が緩んだ頑固者を見て、そう思った。

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