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アニマルハート

2013年5月2日

オオサンショウウオの保護のためスロープや巣穴を設置

奈良県宇陀土木事務所

紀伊半島大水害の復旧工事に伴う室生川の保護調査で生息を確認

 平成23年の紀伊半島大水害による河川災害復旧工事を行っている奈良県宇陀土木事務所(奈良県宇陀市)はこのほど、保護調査により生息が確認された室生川のオオサンショウウオが生息しやすいよう人工の巣穴と、上流と下流を自由に上り下りできるスロープ状の寄せ石を2カ所に設置しました。
 宇陀土木事務所は平成24年10月~25年1月、工事に先立ち、奈良・三重両県教育委員会が策定した「特別記念物オオサンショウウオ保護管理指針」(平成24年3月、以下・管理指針)に基づき、同事務所、奈良県文化財保存課、宇陀市・御杖村教育委員会、オオサンショウウオの専門家と連携して保護調査を実施。その結果、4匹の幼体を含む19匹のオオサンショウウオが確認されました。

 人工の巣穴は直径20cm、長さ約2mで、オオサンショウウオが身を隠したり、繁殖できるよう水際の護岸施設の内部に設置されています。また、スロープには障壁となる構造物に遡上しやすいよう不規則に石が配置されています。
 宇陀土木事務所は、今回の調査で見つかった幼体を除くオオサンショウウオにマイクロチップを付け、体長などを計測した後、上流の工事に影響のない生息に適した場所に放流しました。同事務所は今後も管理指針に基づき、工事の着工前に保護調査を実施し、対策が必要な箇所については専門家に相談しながら保護対策工事を行う方針です。