女を楽しくするニュースサイト「ウーマンライフ WEB 版」

  • facebook
  • twitter
  • line
  • rss

イベントガイド

2013年5月4日

野崎まいりを、知る 大東市立歴史民俗資料館 春季展「慈眼寺と野崎まいり」

慈眼寺と野崎まいりの歴史的資料展示
現代と変わらぬ「空気」を感じる

 毎年、5月1日から8日まで大東市にある慈眼寺にて行われている野崎まいり。今年もすでに多くの人で賑わっている。
 この期間に合わせ、 大東市立歴史民俗資料館 では平成25年度春季展「慈眼寺と野崎まいり」を開催中だ。同館の学芸員・大畑博嗣(ひろつぐ)さんによれば「慈眼寺は寺伝によると、平安時代には既に開かれた歴史あるお寺ですが、戦国時代の戦火でお堂などを焼失してしまいました。その後、江戸時代に入り、歴代の住職により再興されましたが、特に嶺南・大真という2人の和尚の尽力が大きかったようです」。
 今回の春季展では、そういった復興の時代と、野崎まいりが始まった江戸中期頃から明治時代初めまでの資料を集め、展示している。嶺南・大真両和尚や、秘仏である本尊の十一面観音像を開帳し野崎まいりを始めたとされている祥堂和尚が描かれた掛け軸や、当時の記録を残した古文書など31点が並ぶ。
 古文書の類は、現代に置き換えると事務手続き書類で「今回、当館では初めて公開する『本尊観世音二十五年目開帳諸願記録』は本尊を開帳するための事務的な書類の控え。当時、どういったことをやっていたかがわかる資料です」。そう思って古文書を見ていると、なかなかに興味深い。例えば、梵鐘などを再建する際には管轄である大坂奉行所に書類を提出しなければならず、その絵図面まで記載されている。今でいえば、役所に建築願いを届け出るような感じだ。
 また、野崎まいりの際、うり茶屋を営む、つまりお茶屋さんを出店するにあたっての契約書(茶屋開設二付一札)には、お店でやってはならないことの厳守事項が書かれており、「博打の宿にしたらダメ」「遊女は置かないように」「魚類の販売禁止」「けんか厳禁」といったような内容が書かれている。。 …続く
この記事の続き
大東市立歴史民俗資料館 春季展「慈眼寺と野崎まいり」(2)