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特集「ディーバ(大女優)」

2013年6月12日

特集「ディーバ(大女優)」 シガニー・ウィーバー ゴーストバスターズ2 (1989年 コメディ映画)

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監督 アイヴァン・ライトマン
出演 シガニー・ウィーバー/ダン・エイクロイド/ビル・マーレイ/ハロルド・ライミス

お化けの好きなシガニー 

 第一作から5年、あいつらが帰ってきた。一時はニューヨークの人気者だったゴーストバスターズ(幽霊退治)の四人は、市と州からお化け退治のため破壊した建物と違法行為を訴えられ抗争中。四人は失業しそれぞれが別の道を選んでいた。ピーター(ビル・マーレイ)はうだつのあがらないテレビ番組の司会者、イーガン(ハロルド・ライミス)は研究所で心理学を専攻し、レイ(ダン・エイクロイド)とタンツはオカルト専門の本屋を営むかたわら、ゴーストバスターズの仮装をしてパーティーなどの出張座興。しかし市民はもはやゴーストバスターズの存在を知らず、超常現象もジョークネタもわからない、忘れられた存在となっていた。ピーターと別れたディナ(シガニー・ウィーバー)は別の男と結婚するが離婚、一人息子オスカーと暮らす。ある日オスカーを乗せた乳母車が勝手に車道を走りだしディナは右往左往。超常現象再び? 気色悪くなったディナはレイに調査を頼んだ▼本作はお化けのオンパレード。妖怪屋敷のお化けたちがいっきょにニューヨークにくりだしたみたいです。ディナの依頼を受けて夜中に道路を掘り返したレイとイーガンは廃線となった地下鉄に、ピンク色のスライム(ドロドロした物体の総称)がものすごい量のオーラを発しながら濁流となって流れているのを発見する。普通のゴーストではない、超大物が付近にいる。二人はスライムにとびこみ源を探ると、そこはマンハッタン美術館だ。手短に言うと、美術館には世界征服をたくらむカルパチアの大魔王・暴君ヴィーゴの霊が鎮座し、霊が乗り移る肉体としてオスカーを狙っていたのだった。地下鉄の脱線で亡くなった市民や死刑判決により電気椅子で死んだマフィアや、なんでも食べる全身緑のお化けやら、代わる代わる登場し、刺激たっぷり。前作に劣らぬヒットとなった▼それにしてもこの女優さん、つまりシガニー・ウィーバーのお化け好きなこと。出世作が「エイリアン」だったからと思ったがそうでもなさそうなのだ。リドリー・スコットやジェームズ・キャメロンと気があうのも、もともとこういう分野が好きなのですよ。本当いうと「ゴーストバスターズ」にしても「同2」にしても、子供連れで見にいくファミリーものだから観客動員できる映画であって、まともな大人が一人あるいは大人同士が期待に胸をはずませて見にいく映画かよ。ところがそんなイチャモンをものともせずシガニー・ウィーバーは嬉々として出演するのだ。ギャラ? それもあるだろうけど、彼女はコロンビアの重役の娘で母親は女優エリザベス・イングリスだ。ヒッチコックの「三十九夜」やベティ・デイビスの「月光の女」に出演した。裕福な家に育ち大学をふたつも出て(しかもスタンフォードとエール)いやな役を耐えてしぶしぶ引き受けるとは思えない。だいいち「エイリアン」シリーズは別にしても「ギャラクシー・クエスト」とか「ヴィレッジ」とか「ミッシング~消された記憶」とか「宇宙人ポール」とか最近では「キャビン」やら「レッド・ライト」やら、みなこれ「超常現象系」ですね。インタビューで答えていたけど「人はどこかで現実の世界で起こるミラクル以上のものを見たいと望んでいる」のですって。この調子では(まさかと思うが)「エイリアン5」まで「見たいと望むミラクル以上」のものになるのでは。この映画でシガニーは40歳でした。前年「ワーキング・ガール」でゴールデン・グローブ助演女優賞、続く「愛は霧のかなたに」で同主演女優賞を取り上昇気流まっただなか。受賞後第一作が本作です。

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