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2013年6月8日

大正時代の芝居小屋、覗いてみませんか?  ―摂津市・旧一津屋公会堂―

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摂津市教育委員会 生涯学習部 生涯学習課

現在は集会所として使用
地域住民と協議して活用法も模索できれば

 摂津市一津屋1丁目。住宅街の一角、神社の隣りにある市立第6集会所。自治会の集まりや地域住民の同好会などが利用する地元の集会所。でもこの建物、ちょっとすごい歴史を持っています。
 同集会所の建物が建てられたのは、今からちょうど100年前の大正2年。芝居小屋として建築され、現在でも「旧一津屋公会堂」として、摂津市の指定有形文化財に指定されています。摂津市生涯学習課の西川麻野さんによると「建てられた当時、旧一津屋公会堂があった場所は現在と景色がまったく違っていたようです。目の前を流れる淀川の堤防は低く、守口と摂津をつなぐ渡し船が往来し、多くの人が行き来していました」。

 そこで、近隣の農家約160世帯がお金を出し合い、芝居小屋を建築。旅まわりの一座の公演や地元の青年会で芝居が行われ、かなり賑わったのだとか。建物の作りもしっかりとしており「基礎などに使われている木材はかなり太めで頑丈です。昨年、補修工事を行ったのですが(建物に)歪みはほとんどありませんでした」(西川さん)。黒御簾※が上手に設えられているのが特徴的で、舞台の下にある地下室は楽屋として使われていました。客席も1階だけではなく2階に桟敷席を完備し、集客数は200人程度。決して少なくありません。
 また、和洋折衷でちょっとモダンな建築様式も特徴。大正期は純和風と洋風が混在した『疑似洋風』な建物が多く、旧一津屋公会堂も洋風の要素を多く盛り込んでいます。出入口の上にある換気口の周りに施された飾り枠や、舞台袖出入口の屋根にある洋風の屋根飾り、天井からさがるシャンデリアなど、なかなかにオシャレです。 …続く

黒御簾…演技のタイミングに合わせ芝居効果を高める長唄が歌われたり、効果音として太鼓・鼓・三味線などの楽器が演奏されたりする音響施設(摂津市広報708号より引用・一部改)


この記事の続き
大正時代の芝居小屋、覗いてみませんか?(2)

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