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アニマルハート

2013年6月22日

唱歌や童話でもおなじみのカエルは今…

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NPO法人シニア自然大学校

10年以上にわたり大阪府内の生息状況を調査

 この季節、田んぼや池・水路から聞こえてくるのは、カエルの鳴き声。雨音と一緒に聞こえる鳴き声には、どこかのんびりとした雰囲気が漂っていますが、カエルを取り巻く環境は年々変化しているようです。平成14(2002)年から継続して大阪府全域でカエルの生息調査を行っているNPO法人シニア自然大学校(大阪市中央区)に、お話を伺いました。

 シニア自然大学校は、平成14~15年(第1次)と、平成18年~20年(第2次)に大阪府全域でカエルの生息調査を実施。現在、第3次調査を行っています。
 調査の対象は、近畿圏で生息が確認されている4科16種。2次調査の結果、4科12種が確認され、大阪府のレッドデータブック(※)に分類されている5種類のうち、準絶滅危惧種のヤマアカガエルとモリアオガエル、要注目種のシュレーゲルアオガエルとニホンヒガエルの生息は確認されましたが、絶滅危惧類のダルマガエルは確認できませんでした。
 府の両生類に関するレッドデータブックは現在、改訂作業が進められていますが、絶滅の恐れのある種は増えるとみられており、カエルの生息環境は厳しさを増しています。

 カエルの生息が脅かされる理由はさまざまですが、その一つに田んぼとその周囲の環境の変化が挙げられます。
 機械化に伴い畦や田んぼの周辺の草地がなくなり、さらに稲作以外の時期に水を張ることがなくなったため、カエルが餌を食べたり繁殖する水辺の環境が急激に減ってしまいました。
 また、水路のコンクリート化や水田の水管理サイクルとカエルの繁殖サイクルのずれ、農薬なども生育環境を悪化させる要因と考えられています。
 シニア自然大学校では来春まで第3次調査を継続し、調査結果をまとめる方針ですが、その結果を注意して見守っていきたいですね。

レッドデータブック/絶滅の恐れがある野生動物について記載したリスト

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