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シネマ365日

2013年8月18日

特集 コメディエンヌ メリーに首ったけ (1998年 コメディ映画)

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監督 ファレリー兄弟
出演 キャメロン・ディアス/マット・ディロン/ベン・スティラー

キャメロンは肉食系 

 ご存知キャメロン・ディアスの出世作です。監督のファレリー兄弟は世のもてない男に毒のある笑いを撒き散らかし、最後はハッピーエンドで救いをもたらす、というスタンスを本作でもとっています。彼の代表作といえば「愛しのローズマリー」「ライラにお手上げ」「ふたりの男とひとりの女」などがありました。本作も例によって「ソーセージとマメ」「サオとタマ」などを始めとする下ネタ連発のバカバカしいコメディです。ファスナーに男性自身が挟まって救急車に運び込まれたテッド(ベン・スティラー)が13年後もメリー(キャメロン・ディアス)を忘れられず、居場所をつきとめるために探偵パット(マット・ディロン)を雇う。パットは調査にでかけマイアミでメリーをみつけるが魅力にイチコロ、メリーは結婚し120キロに太り、子供がたくさんいて日本に出張中などとでたらめの報告をして、テッドにあきらめさせようとする。テッドはショックを受けるが思い切れないでマイアミに行くことを決心。マイアミでは電話を盗聴してメリーの身辺情報を得たパットは、自称ハーバード卒業の建築家、ネパールに家があるものの今は身障者介護のボランティアに忙しい、とメリー好みの身の上をでっち上げ関心を買う。さらにピザの出前をしているタッカーはデザイナーと称してメリーに近づき献身的なアドバイスのふりをしてパットの嘘をあばき、過去にメリーをストーカーしたドムなる男が再び現れメリーの家に押し入る。とにかく男たちがメリーを獲得するためにつぎつぎ悪事の綱渡りをする。テッドがオナニーで出した精液が耳の後ろに飛んで、メリーは「あら、ヘアジェルね」と勘違いして自分の髪につけ逆立てる。このシーンで「ヘアジェル」が一時流行語になった▼キャメロン・ディアスが26歳のときの映画です。主人公メリーは、高校時代は学園のマドンナ、一人の男に13年も思われ続ける美人でキュートなやさしい女性。マイアミで整形外科医を開業し豪華なマンションに住み、男っ気はなく女友達らと気楽に交際、身障の弟を可愛がりどこにいくにもいっしょだ。ファレリー兄弟は自作に、ハンディキャップを持つ一人の人間というとらえ方で、障害者を障害者の役で登場させアメリカで高い支持を得ている。メリーはだれを選ぶか最後までもつれこむ。結局「僕らはみなメリーにのぼせていただけで、メリーを愛していたわけじゃなかった、本当に愛するとはメリーの幸せを願うことだ」とテッドが言い、誤解から別れたメリーの元カレを連れてくる。そして幸せになってくれと言い残して泣きながら去る。ベタもここまでくると言葉をなくすが、とにかく一億ドルのスマッシュヒットになったのだ。女性はメリーのサクセスのキャラか、男性はもてない男への福音か、たまにはアホらしいことで笑いたいという希求か、理由はなにかしらないけど▼キャメロン・ディアスはこのあと「チャーリーズ・エンジェル」でもコメディエンヌの素質満開。いやみのない容貌とモデル出身のスラ~とした肢体に演技力をつけ、またたくまにハリウッドの稼ぎ頭ベスト10の常連となり、ビバリーヒルズに9億円の豪邸を購入した。敷地内の邸宅に6つの寝室と2つの大きなリビング、屋外にスパ、ゲストハウス、テニスコートにプール完備。アンチエイジングの秘訣は「健康的なダイエット、たくさん水を飲むこと、たくさん笑うこと、たくさんセックスをすること」とプレイボーイ誌のインタビューで答えている。彼女がキュート? そうかもしらんが中身は完全な肉食系ですな。

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