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アニマルハート

2013年8月17日

蚊を調べて危険な感染症を防げ!大阪府内の蚊を毎年調査 

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大阪府立公衆衛生研究所

わたしたちの生活に身近なヒトスジシマカ(提供/国立感染症研究所)

かゆいだけでは済まない 蚊によっておこる、さまざまな病気

音もなくしのび寄り、血を吸って、かゆみを残して飛び去る蚊。今年のように猛烈な暑さが続くとますますイライラしますが、大阪府立公衆衛生研究所(大阪市東成区)では、毎年、梅雨の時期から秋にかけて府内の保健所が捕集した蚊を調査しています。何のために蚊を捕まえ、何を調べているのでしょうか?

アカイエカ(提供/国立感染症研究所)

大阪府内16カ所の保健所が蚊を捕まえるのは、蚊が感染症のウイルスをもっていないかを調べるため。1999年、ニューヨークで突然、患者が発生したウエストナイル熱(蚊媒介性ウイルス感染症)は、4年後にほぼ全米に広がり、2012年には患者5674名中、これまでで最も多い286名が死亡しました。
この感染症は、アメリカのほかにもこれまでにヨーロッパ、中東、西アジア、アフリカで患者が発生しています。
アメリカの感染状況を受け日本でもその後、全国の空港や港で蚊がウイルスをもっていないか調査を実施しています。
幸い現在のところ、国内で患者の発生は報告されていませんが、蚊を調べることは、感染症の発生や広がりを防ぐ、とても大切なことなのです。

※大阪府立公衆衛生研究所のHPをもとに作成

さまざまな感染症にご用心!

蚊が媒介()する感染症には、ほかにも日本脳炎があります。日本脳炎は発病すると高熱や頭痛などの症状を示し、重い後遺症が残ったり、ときには死亡することも。日本では1960年代に大流行しましたが、近年は環境の整備やワクチン接種の普及により患者数が激減しています。でも、毎年夏になると日本脳炎ウイルスが豚に感染していることが分かっており、今でも注意が必要です。
このほか感染症にはマラリア、フィラリア、デング熱などがあり、熱帯や亜熱帯の地域を中心に、海外に出かけた人がこれらの病気になることも少なくありません。
場合によっては、かゆいだけでは済まない蚊。皆さんも蚊や感染症のことを知り、注意しましょう。
媒介/病原体をうつすこと

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