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トピックス

2013年9月18日

双子を医学的に調べ、予防医学に役立てたい

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大阪大学ツインリサーチセンター
―新・キャンパス訪問―

日本初の「双子」研究センター
一卵性・二卵性ともにご協力を!

 顔立ちも仕草も考え方もそっくり。あなたの身の回りにも、双子の方、いらっしゃいませんか? そういった「双子」を医学的に検査し、予防医学に役立てようと研究しているのが、大阪大学ツインリサーチセンターです。
 センター長で医学博士の早川和生教授は、約30年、双子について研究している第一人者。「嫁さんが双子だったんです(笑)。それで、研究してみようと」。研究していくにつれて、若い時はそっくりでも、年齢を重ねる毎に容姿や罹患する疾患に違いがでることが解ってきました。
 「双子は遺伝子的には同じなんです。しかし、就いている職業や睡眠時間、食事、飲酒・喫煙といった生活習慣の違いによって、病気にかかったりかからなかったりしますし、容姿も変わってくるんです」。
 例えば、ひとりはガンで亡くなっていても、もうひとりは元気で長命。寿命が20年以上違うケースもあります。また容姿も、ひとりは白髪が多いのに、もうひとりは黒々していることも。「そういった、違っているところなどを医学的に研究することで、予防医学に役立てたいと考えています」。
 ただし、そっくりな双子一卵性の双子だけを調べれば良いわけではありません。容姿が似ていない、性別が違うといった特徴のある二卵性の双子も検査しています。

 一卵性の双子は1つの卵子から誕生しますが、二卵性の双子は2つの卵子から誕生します。つまり、同時に生まれてきますが、年の離れた兄弟と同じく、遺伝子は半分が同じ。「二卵性の方々も調べることにより、一卵性の双子だけに当てはまる検査結果なのかどうか、検証することができます。また、結果の妥当性を得るためにも、一卵性・二卵性ともに多くの方々を調べる必要があります」。
 大阪大学ツインリサーチセンターは平成21年、日本で初めての「双子の研究機関」として設立されました。平成23年度より国から研究費の補助を受け、それまではできなかった包括的な医学的検査を行い、よりも詳しい結果が得られるのではと期待されています。現在でも少しずつ成果が出始めてはいますが「まだまだこれから。多くの双子の方々にご協力頂ければと考えています。(検査は)一泊して頂きますし、研究に必要な内容を検査しますから人間ドッグとは違いますが、最新の検査、普段は受けられないような検査を無料で受けられます。宿泊施設もキレイですし、もし、大阪まで来るのは難しいと言うことでしたら、お近くの大学病院などで検査することも可能です。一卵性・二卵性問わず、ぜひご連絡下さい」。
 明日の予防医学のために、自分たちの健康を知るために。双子の方々、ぜひご協力を。

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