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イベントガイド

2013年11月19日

重森三玲作庭の以楽公園 秋の一時開放 実施中

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枚方市 土木部公園みどり課

作庭家・重森氏が公共の空間に作庭した唯一の公園
紅葉と石組のコントラストを楽しめる

 日本を代表する作庭家・重森三玲氏(1896-1975)。京都・東福寺の方丈庭園や大阪・岸和田城の八陣の庭などを作庭しました。
 その重森氏がてがけた庭や公園の中で唯一、パブリックスペース(公共の空間)に作られた都市公園である以楽公園で、秋の一時開放を行っています。公園の管理を行っている枚方市土木部公園みどり課によると「以楽公園はアジア有数と謳われた香里団地が建てられた際、団地の敷地内にあった自然の池を活かしながら庭園を造りたいと計画し、当時の日本住宅公団が重森氏に依頼して誕生しました」。

 和35年8月から翌37年1月にかけて作庭。木々や池などの自然と、重森氏の特徴でもある力強い石組(いわぐみ)が見事なまでに調和しています。「(石の使い方として)立っている石を生きているように見せています。今、すぐにでも動き出しそうな、躍動感のある石使いです」。
 また、秋ということもあり、色づいた木々と石、池との構図は、見る者の心を穏やかにしてくれます。「決して広い公園ではありませんが、どこから眺めても落ち着ける絶景です。また(晴れているときはもちろん)雨の降る日や降った後も、雨に濡れた石が美しく、通常は枯れている(水のない)遣水(やりみず)にも水が流れます。遣水は、すぐ横を通る道の側溝から池へとつなぐ雨水処理施設にもなっており、珍しいですね」。
 元々、作庭当時は一般市民に対し開放しての公開は行っていませんでしたが「市民の皆様などから強いご要望もあり、(1998年に整備して)秋と春に一時開放を行うようになりました。例年、1500人前後の皆様に来園頂いています」。多い日には300~350人くらいの来園者が訪れるのだとか。問い合わせの電話も少なくなく、市内外からの関心の高さがうかがえます。

 「重森氏作庭の庭や公園で、ここまで身近に感じられる場所は以楽公園だけだと思います。普段から、道路脇から少し入ったところで見学はできますが、中まで入ることができるのは、秋と春の一時開放の時だけです。(子ども向けの)遊具ですとか、お手洗いなどの施設はありませんが、風景を景観として眺め、楽しむことができますから、ぜひいらして頂ければと思います」。
 なお、秋の一時開放は11月28日(水)まで。時間は10時から16時。入園無料。京阪バス「香里ヶ丘5丁目」「香里ヶ丘6丁目」下車徒歩約5分。駐車場はありませんので、公共機関をご利用ください。

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