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グルメ

2013年12月22日

昆虫を食べて食糧危機を乗り切ろう!

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取材協力/伊丹市昆虫館

おいしくて栄養豊富な伝統の食材にいま改めて注目

 クリスマスやお正月など、おいしいものを食べることが多い季節です。「でも、もう食べ飽きちゃった」。そんな人は、「昆虫食」はいかが?
 「エッ、虫を食べるの?」と驚く人もいるかもしれませんが、昔から世界中で虫は日常的に食べられてきたのです。それだけではなく、将来、食糧危機を救うかもしれないと、大きな注目を集めています。
 昆虫食に詳しい伊丹市昆虫館(兵庫県伊丹市)の坂本昇・副館長によれば、昆虫は北米や欧州など一部を除く、ほぼ全世界で食べられており、各国・地域でさまざまな調理法があるそうです。
 昆虫食が食糧危機対策として注目されているのは、次のような理由によります。ミネラルやタンパク質・鉄分など栄養価に優れている牛や豚など家畜に比べて餌の負担が軽く、温室効果ガスの排出量が少ないなど、環境に優しい成長が早く、飼育期間が短かいので経済的人間が食べない植物を餌にする昆虫もおり、間接的に人間の食の幅が広がる。このほか飼育に広い場所を必要としないので、将来的に宇宙ステーションに長期滞在する際のタンパク源としても注目されているそうです。

国連の報告書でも改めて注目

 坂本さんは、これまで国内外で30種類以上の昆虫を口にしてきましたが、地域で長い間食べ続けてきた調理法(味)が「やっぱり食べやすく、おいしい」と言います。なかでも特にお気に入りは岐阜県の「ハチの子ご飯」で、「新鮮なハチの子を生から調理したものは絶品」と目を細めます。
 今年5月には国連食糧農業機関(FAO)が、食糧危機を救う昆虫食の可能性についてふれた報告書を初めて発表。世界中で20億人以上が1900種以上を食べているとされる昆虫が、改めて注目を集めています。
 「家畜の飼料にするなど、人間の食糧以外にも昆虫がもつ可能性は大きい」という坂本さんは、「昆虫食が自然保護について考えるきっかけにもなれば」と話しています。

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