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2014年1月6日

4度目の挑戦で世界王者に! オセロ世界チャンピオン・岡本一樹さん

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年末年始インタビュー特集 「2014年 輝く人」
オセロ世界チャンピオン 岡本 一樹

重圧を跳ね除け、ついに頂点に
今年は4年連続の国内予選突破、世界連覇を目指す

 日本発祥で世界的にも楽しまれているゲーム・オセロ。その世界大会への道は、非常に険しいもの。3年前、高校生にして2度目の出場を果たした枚方市在住の 岡本一樹さん は「日本のトップクラスは、国内予選を勝ち上がれば、そのまま世界チャンピオン候補と言えるほど強いんです」。
 そういったなか、岡本さんは2011年(高校2年生)、12年(同3年生)、13年(大学1年生)と3年連続で国内予選を突破。「その時点で奇跡に近かったですね」と本人は笑いますが、その分、プレッシャーもかかりました。「日本からは4人が世界大会に出場したのですが、そのうちおふたりは初出場でした。僕は最年少でしたけど4回目ですし、強豪国としても負けられません。重圧はありました」。そういった中、予選を13戦中11勝1分け1敗の好成績でトップ通過。決勝ラウンドに駒を進めます。
 「(2011年や12年は)国内の大会で格下の方に負けてしまったり、取りこぼしみたいなことがあったんです。でも去年は、そういったことがなくて。調子はよかったですね」。しかも、決勝ラウンドに入る前に嬉しい出来事も。同大会の団体戦で、日本の優勝が決定したのです。「団体戦は予選の13戦をポイント制にして行われるのですが、12戦目が終わった段階で優勝が決定しました。正直、ホッとしました」。ただ、勝負の世界は恐ろしいもの。予選で唯一負けた相手、しかも団体戦では共に世界の強豪と戦った日本人プレイヤーと決勝ラウンドの初戦(準決勝戦)を戦うことに。

 「本当は決勝で当たりたかったんですけど、予選の順位でトーナメントが組まれますから、仕方ありませんでした」。また、決勝で当たったタイ代表プレイヤーは、予選で引き分けた相手。決勝1回戦は43対21と圧勝しましたが、2回戦目は僅差に。15手先まで読んでいる岡本さんですら「終わってみるまで、どちらが勝っているかわかりませんでした。最後、枚数を数えて、ようやく(勝敗が)わかった感じです」。34対30。辛くも岡本さんが勝利し、見事、世界チャンピオンの称号を手にしました。
 「オセロってルールは簡単なんですが、極めるのは難しいんです。自分よりも弱い相手に負けてしまうこともありますし、(世界大会は)何十回と対戦した成績ではなく、予選は各プレイヤーとの一発勝負、決勝ラウンドも3試合で2試合先取ですから」。ただ、オセロの醍醐味はそこにあると、岡本さん。「大会のレベル、相手のレベルに関係なく、何が起こるかわからない。だから面白いんだと思います」。
 世界大会の様子はライブカメラでも視聴できたそうで「(高校時代からの親しい友人が)優勝の瞬間、泣いて喜んでくれたみたいで。すごく嬉しかったですね」。喜びを分かち合える人がいる。岡本さんは今年も、静かで、熱い戦いに挑みます。
 「日本は予選突破が本当に難しいんです。4年連続で突破した人はいないかもしれません。でも、そこで勝ち上がって、連覇をできたらと思っています」。

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