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2014年1月22日

とらわれず、新しいことに挑戦し続けたい コントラバス奏者・廣田 昌世 さん

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年末年始インタビュー特集 「2014年 輝く人」
コントラバス奏者・廣田 昌世 さん

好きな言葉は「生生流転」 「とにかく一度、生の音を聴きに来て!」

 低音域の弦楽器・コントラバス(ベース)。その大きさゆえ、女性の演奏者は少ないのでは、と考えてしまう人も少なくないでしょう。しかし、女性ベーシストとして関西を中心に全国で活動している廣田昌世さんは「今は増えてきていますよ(笑)。それに、女性だからできないことなんてないですよ。男性だから、女性だから、という考え方は古いです」と話します。
 「(女性も)自分が興味を持ったこと、これだ!って思ったことは、思ったその時がやるチャンスですから、やらないのはもったいないですよね。自分のやりたいことやっていて辛いこともあるけど、打ち勝つ力がついて強くなりますから。(コントラバスをしていて、女性ならではの悩みとか、ありますか?)いや、特にないです(笑)」。
 廣田さんが楽器に触れ始めたのは子どもの頃、ピアノを始めたのがきっかけ。「18歳の時にはエレクトリックベースを始めてバンドをしてました。ロックをしていたんですけど、マイルス・デイビスを聴いたのがきっかけでジャズに傾倒していって、コントラバスを始めたのは20歳の頃です。低音に魅力を感じましたし、ジャンルにとらわれずいろんな音楽ができる。奥が深い楽器なんです」。

 以来、ジャズを中心に様々なジャンルを演奏。自身のお店「BAR RED CORNER!」でもライブを企画。「コントラバスだけのユニークな音楽ユニット『BassBassBassざ・低音一家』も主宰しています。CDもリリースしました」。また、子どもたちにコントラバスの魅力や知識を紹介する活動も。
 「小学校の授業では、なかなかコントラバスについて紹介していません。なので、親子で楽しめるコンサートなどを開催して、ベースのみでメロディやハーモニーを奏でられることや、1400年代後半にはコントラバスの原型がすでにできていたことなどを伝えています。音楽、そして楽器を通じて歴史を知ってほしいです」。コントラバスの音色は、耳だけで聴くのではなく肌でも感じられる、と廣田さん。
 「低音で癒される人も多いと思いますが、コントラバスの音の周波数は人間の声と近いから心地良いんです。また、低音域だと胎児がお腹の中で聴く音とか、自然の音――風の音とか、地響きの音とか、そういったものに近い。それに、コントラバスが奏でるような低音は、すべての音楽のベースになります。そういったことも知ってもらいたくて、大人向けのコントラバスライブ&講習会も行っています」。コントラバスの魅力を多くの人に知ってもらいたい。2014年も、廣田さんは精力的に活動していきます。
 「リーダーバンドで、また新しいアルバムも制作したいですが、とにかく生の音を聞いてもらえるライブをどんどんやっていきたいですね。今までも、生の音を聞いて(コントラバスに)開眼した方も多いですから、だまされたと思って、一度聞きに来てほしいです(笑)」。
 なお、1月24日(金)にはBAR RED CORNER!で龍笛とコントラバスのユニットでライブを開催。「雅楽にも使われる日本の楽器・龍笛とコントラバスのコラボ、しかも即興演奏で、このお店の空気と調和したライブにしたいと思っています」。演奏は20時からと21時30分からの2ステージ。チャージは2000円(1ドリンクとおつまみ付き)。出演は廣田さんのほか、出口煌玲氏(龍笛)、ゲストに牧桃子氏(祈舞)。詳しくは、同店のホームページ(下記)参照のこと。

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