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アニマルハート

2014年6月2日

カラスも子育て奮闘中! 温かい心で「見て見ぬ振り」を

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取材協力・日本野鳥の会大阪支部

繁殖期のカラスから身を守るためには(2)

 「巣の近くに寄らないこと、巣の中を覗き込まないことです。巣の場所を知っていても、ジロジロと見たり、お子さんに見せたりせず、見て見ぬ振りをして下さい。(もし、カラスに警戒行動をとられたら)目を合わさず、すみやかに立ち去ること。また、自己防衛をするのであれば、帽子をかぶったり、日傘などの傘をさすといいでしょう」(日本野鳥の会大阪支部長・橋本正弘さん)。
 捨てられているゴミを漁るなど、カラスに対してあまり良くないイメージをお持ちの方もいるでしょうが「カラスは神話に登場したり、和歌や童謡の題材になるなど、古くから人間に親しまれてきた歴史をもつ動物です。敵視しないで、同じ地球の仲間として、子育て中は温かい心で『見て見ぬ振り』をしてあげて下さい」。
 なお、カラスに限らず多くの野鳥が繁殖期を迎えている今の時季は「野鳥のひな鳥が地上にいたので拾ってあげた。どうしたらよいか」といった問い合わせが大阪府の担当部署に多く寄せられるのだそう。
 「そういった場合には、絶対に拾わないで下さい。また、もし拾ってしまった場合には、もとの場所に戻してあげて下さい。野鳥によっては地上で育てる種類もあります」。また、怪我をしていても保護せずに、そのまま放置が原則。
 「動物病院に連れて行っても診てもらえません。もし、そのひな鳥が死んでしまったとしても、その命を他の動物が食べて、次の命へと繋がって行きます。『かわいそう』と思う気持ちはよくわかりますが、それが鳥の世界、自然界です。人が手を出してはいけないのです」。
 生き物を大切にする心は大切。でも、自然界の摂理もあります。カラスも、他の野鳥たちも、優しく観察してあげるのが一番のようですね。


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