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2014年12月5日

外国人力士で最も遅い新入幕を果たした努力家阿夢露(あむうる)関がウーマンライフ新聞社を訪問

ウーマンライフ社長西川雅子と

ロシアから夢を持って!怪我や辛い稽古にも腐らず、精進の日々

 この11月場所で幕内東前頭14枚目に昇進した、大相撲力士、阿夢露 光大(あむうる みつひろ 阿武松部屋)関が、治療とトレーニングの合間にウーマンライフ新聞社を訪問してくださり、お話を聞くことができました。

 ロシア連邦・沿海地方レソザボズク出身の現役大相撲力士。31歳。四股名の「阿夢露」は故郷のアムール川に因み「夢を持ってロシアから阿武松部屋に来た」との意味が込められ、親方の知り合いの作詞家中山大三郎氏によって名付けられました。

 学生時代はボクシングと空手に励んでいました。18歳で来日した当時90kgだった体重がなかなか増えず、三段目と幕下を往復する日々が長く続きました。最初に覚えた日本語が「タスケテクダサイ」だったと辛かった日々を振り返ります。体重も徐々に増え、2012年1月場所で初土俵から所要57場所目で十両昇進。これは外国人力士の中で下から2番目に遅い出世でした。ところが新十両の場所で右膝前十字靭帯を断裂、その後5場所連続で全休するほどの大怪我を負ってしまいました。

一時は引退も考えた大怪我からのリハビリを経て、新入幕へ

 手術翌日から長く、辛いリハビリが始まりました。引退するかどうか悩んだ時期もありましたが「再び化粧回しをつけることを目指して頑張りました」。そんな時、励みになったのは「部屋の仲間の応援だった」といいます。

 序二段まで下がった番付から2013年1月場所で復帰。この場所で7戦全勝すると、連続で勝ち越しを決めていき、ついに2014年の3月場所で十両に復帰。初土俵から所要74場所と外国出身力士で最も遅い新入幕を果たしましました。大怪我から約2年が経っていました。

「みなさんの期待に応えたいと頑張って、結果を出すことができた。うれしい」と微笑みます。

 好物は焼肉や刺し身、嫌いなものはカレー。優しいマスクと堪能な日本語で思いをひとつひとつ丁寧に語ります。礼節・思いやりの心があって、日本人より日本人らしいと評判の心優しい好青年。彼女は?との質問には「いません」と頬を赤らめます。

 夢は「横綱や大関と戦いたい」。優しい微笑みの中に将来に向けた強い意志が見えます。