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2015年1月8日

宿場町の老舗旅館の若女将として30余年お客様の立場に立った接客を心がけて

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亀屋旅館 13代目若女将 中井 小百合 さん
高槻市芥川町

亀屋旅館13代目若女将・中井小百合さん。趣味も多く、今は乗馬と書道、それに読書に夢中

お礼の言葉が、何よりも嬉しい。 自分で切り開いた若女将の姿

高槻の宿場町・芥川で創業二百余年の老舗「亀屋旅館」。同旅館で現存する最古の瓦には天保4年と刻まれており、その歴史を感じさせます。
その亀屋旅館で、30年ほど前から若女将として切り盛りしているのが、中井小百合さんです。「3人姉妹の真ん中でしたが、学生時代から跡を継ぐことが決まっていたので、好きなことを学ばせてもらいました」。中学・高校時代には演劇部に所属。芸大に進学後は日本画を専攻。また、華道や茶道・心理学も習います。
「大学を卒業して若女将になりましたが、右も左もわからなくて。小さな頃から仲居さんの動きは見ていましたが、若女将と仲居さんのやることは違います」。
そして、悩んだ末に出した答えが『自分だったら、どう迎えて欲しいか』を実践すること。
「例えば、お客様の好みの食べ物やお酒を聞いておいて、次にいらした時にご提供する。覚えてもらっていたんだと、うれしくなりますよね」。
茶道・華道・心理学などを学び身につけた知識や、もてなす心も役立ち、常連さんからも育てられ、今では『女将に頼んでよかった』といった言葉をもらうことも。「お礼状を頂くこともございます。これ(お礼をいわれること)以上の喜びはないですよね」

過去の亀屋寄席の様子。2月・3月には江戸落語の大看板、柳家さん喬氏と五街道雲助氏が登場

大人な時間を楽しめる場を提供

落ち着いた雰囲気で、利用する人の心を豊かにする亀屋旅館。こういった空間が少なくなったと中井さんは感じています。
「大人が楽しめる文化を提供する場が、あまりないと思っているんです。なので、私どもでは芸子さんをお呼びしたり、大人が遊べる、楽しめる催しも行っています」
そのひとつとして、『亀屋寄席』と銘打ち落語会を開催。人気落語家を招き、月に一度行っています。「ここ1年はお休みしていたのですが、2月から再開します。その他にも、高槻の酒蔵で造られた新酒を試飲するイベントも予定しています」

大人な空間で、ゆったりとくつろぐ。老舗旅館で、落ち着いた時を過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

亀屋旅館の正面玄関。一歩足を踏み入れれば、そこは落ち着いた大人の空間(写真はすべて亀屋旅館ホームページより)

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