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特集「B級映画に愛をこめて」

2015年10月31日

特集「B級映画に愛をこめて2」
コクーン2/遙かなる地球(1988年 ファンタジー映画)

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監督 ダニエル・べトリー

出演 ウィルフォード・ブリムリー/ジェシカ・タンディ/ターニー・ウェルチ/コートニー・コックス

終わりよければすべてよし 

B級映画に愛をこめて2

前作から5年、地球の海底地震を予知したアンタリア星では、海底に残してきた仲間の救出に、キティ(ターニー・ウェルチ)ら3人のエイリアンと、地球からアンタリア星に移住していたベン(ウィルフォード・ブリムリー)ら3組の夫婦が再び地球に向かう。ところが海洋研究所が海底のコクーン(繭)のひとつをひきあげ、中を開いてしまった。エイリアンの正体を確かめようと、いろんな検査が適用されるが、研究員のひとりサラ(コートニー・コックス)は、コクーンから出たエイリアンにフィルと名付け、オーラによって交信していた。サラはアンタリア星のエネルギーをフィルに注がないと、まもなく命が尽きることを予測する▼アンタリア星のエネルギーを身につけ、若返った老人夫婦6人は、はしゃぎまわる。旦那たちは若いやつを相手にバスケットで逆転勝利、妻たちはショッピングにうきうき、花のファッションはプリティ・ウーマンも顔負け。ひきかえベンらの誘いに耳をかさず、老妻と地球に残ったバーニーは、妻に死なれ毎日が孤独の日。昔馴染みのベンたちが帰ってきたとあって大喜びするが、彼らが4日のうちに仲間を救出し、再びアンタリア星にもどるつもりだということを知らない。相変わらず亡妻の思い出に生き、デートしたモーテルの女主人ルビーにも冷たい反応。お膳立てしたベンたちは嫌われキャラの偏屈ジジイに手古摺る。アンタリア星では不老不死だったのに、地球にもどってきたとたんジョーは白血病が再発した。妻のアルマ(ジェシカ・タンディ)は保育園で子供たちの世話に生きがいを感じたが、車にはねられ昏睡の重態に陥る。ジョーはアンタリア星でもらった生命力を妻に与え自分は死ぬ。いっぽうでアートとメアリーのカップルは妊娠という思いもかけぬ事態に仰天しながらも、アンタリアに戻り子供を産もうと決心する。なんとなれば彼らは高齢で、子供が成長するまで地球では生きられないとわかっているからだ(いったい何歳やネンという想像のつきにくい設定ではあるが)▼ベンの孫デヴィッドは、少年野球で三振ばかりしてチームでバカにされている。おじいちゃんもそうだった、でも練習したらだれでも打てるようになる、お前がやるかやらないかだけだ、とおじいちゃんは励ます。ベン夫婦は孫の成長をみるのがうれしい。目に入れても痛くない。不老不死という生き方は、はたしてそんなに魅力的か。人はいつか死ぬほうが幸福なのではないか。ベンの妻はいう。「親が子供より長生きするなんて、しちゃいけないことなのよ」。再び地球を去る日が近づいている。閉じ込められているフィルはもはや虫の息だ。サラは「許して」とオーラを送る。サラの腕時計が反応しフィルが別れを告げた。デヴィッドの思わぬ活躍で、厳重な警備をかいくぐったベンとキティたちは、危機一髪フィル救出に成功する。貸しボート屋のジャックはこのたびもキティのためなら大活躍。体に触れないエイリアンスタイルのセックスがよかったと、ジャックがいったものだからキティはあっさり「してあげるわ」。「地球人にはムードが大事なのだ」と、ジャックが柄にもないことをいい、ディナーのデートに誘ったばかりに、レストランでその気になったキティは、オーラ出しまくりの大騒動を起こす▼いよいよ宇宙船が迎えにきた。アンタリア星に帰るのはアートとメアリー夫婦ふたり。ベン夫婦は不老不死を捨て、家族と暮らす「有限の生」を選ぶ。アルマは余生を、こどもたちの世話をして送ると決める。文句垂れのバーニーはルビーに叱咤され、亡妻の幻に別れを告げる。UFOは飛び立ち、ジャックは船にひとり残された。ジャックに偶然声をかけたのはサラだ。どこかで会ったかな、とジャックは尋ねる(コートニー・コックスとターニー・ウェルチは二役かと勘違いするくらい雰囲気が似ています)。好漢ジャックにやっと訪れた恋の予感。高齢社会や家族の問題を、いろいろ提供してくれたわりにはゆるい映画ですが、終わりよければすべてよし。ま、いいか。

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