女を楽しくするニュースサイト「ウーマンライフ WEB 版」

  • facebook
  • twitter
  • line
  • rss
  • ブックマーク

トピックス

2015年11月8日

映画「海難1890」監督:田中光敏、主演:内野聖陽さん、忽那汐里さん記者会見

Pocket
LINEで送る

125年前のエルトゥールル号海難事故と30年前のテヘラン邦人救出劇

映画「海難1890」

10月29日(木)大坂市北区のウェスティンホテル大阪にて、12月5日公開の東映映画「海難1890」の記者会見が行なわれた。監督の田中光敏さんをはじめ、主演の内野聖陽さん、忽那汐里さんが登壇し、記者からの質問に答えた。

 

まず内野聖陽さんが「エルトゥールル号の事件はたまたまテレビの特集で見たことがあって、知っていました。いい話があるなと思っていた矢先、今回のお話を頂き、すぐにお返事しました。日本人としても素敵な話、こんな良い話は若い人達にも残しておきたいという気持ちから、ぜひやらせて欲しいと熱い思いで取り組みました。」と作品にかけた思いを語った。

 

 

映画「海難1890」

日本人の役者の中で、ただ一人日本とトルコ両国での撮影を経験した、忽那汐里さんは「日本とトルコの合作という形だったのですが、2つの国で1つの作品を作る為には、お互いに伝えたい事をきちんと伝えて仕事に取り組まなければならず、いい経験になりました。

 

映画前半部分では、しゃべれない役でしたが、すべて受け身の演技で自己中なことにならないようにと思い、彼女のトラウマと向き合い、悩みながら演技しました。

 

トルコという国を良く知らなかったのですが、トルコの人はこの逸話に、特別な思いがあり、トルコで日本人を見ると本当に一般の人でも温かく声をかけてくれます。 映画もとても楽しみにしてくれていて、エキストラの人達も、みんなこの映画に出られる事が、本当に嬉しいという気持ちが伝わって来て、私も嬉しい撮影でした。

 

トルコの町は、外国に行った気がしなくて、不思議な感覚でした。ヨーロッパとアジアの文化が混ざり、独特の魅力がありました。」

 

と、すっかりトルコが気に入った様子。

 

 

映画「海難1890」

内野聖陽さんも「今回トルコには行ってないが、俳優さんたちを通して感じたことは、日本人に対して非常に心を開いてくれるという事。トルコでは小学5年生の教科書に「エルトゥールル号の事故の事が載っていて、みんな知っている。そして日本に対して良いイメージを持っていてくれる。そんなトルコの事をもっともっと知りたくなりました。

 

忽那さんは、映画の中では生まれ変わって後半にも登場するので、トルコでも撮影があったのですが、ぼくは生まれ変われず、トルコへ行けなかったのが不服だ!絶対に言ってみたい思いが強くなりました。」と自分だけトルコへ行けなかったことを、残念がっていた。

 

田中監督は「寒い中、水浸しで本当に俳優さんたちには辛い思いをさせてしまった。おかげで、スクリーンには良いエネルギーが溢れ、1カット1カットが宝物になったと思います。

また、トルコでは男同士でも頬を寄せ合ってハグをするのですが、ぼくは一生分くらい男同士で抱き合いました。

 

と、会場を沸かせていた。

 

 

一番大切なメッセージを豪速球で‥

和歌山に向けての思いを聞かれると

「今回、主役という立場で出演しましたが、本来の主役は漁村の民だと思っている。ただ、目の前にいる人を助けたいがために、、見返りを求めず、自分たちの食料まで差し出した。

 

国と国というレベルではなく、国民感情として、トルコの方が親日感情になったきっかけが、和歌山の人達、それがとても誇らしい。日本が困った時に、一番に駆けつけてくれるのが、トルコだと思います。この作品は国と国の思惑は置いておいて、一番大切なメッセージを、豪速球で作った映画だと思っています。世代を問わずぜひいろんな方に見て頂ければ」と内野さん。

 

また、忽那さんは

「単なる恩返しをしただけの作品にしたいのではなく、他の国の人達にもこのはなしが広がって行けば‥。また、それによってどういう影響が出るのかも楽しみです。」

 

最後に田中監督から

「125年前の和歌山の人達の善意が、今もトルコの人たちに伝わっている。そして今、こういう作品ができたのは、和歌山の人達のおかげ。撮影中も和歌山の人達は本当に優しかった。トルコの俳優さんが道に迷っても、車でホテルまで送ってくれたり。炊き出しもおいしかったです。そういう気持ちを忘れずに生活していれば、平和な世界になるのではないかと思っています。」と締めくくった。

 

 

人と人との交流が、歴史をこえて国の交流へと繋がって行く。「海難1890」は、歴史の中だけではなく、今現在の日本の事も考え支えられる映画だと感じた。

 

 

 

映画「海難1890」 映画「海難1890」 映画「海難1890」
Pocket
LINEで送る