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コラム

2011年10月7日

女流落語家が迎える、結婚と出産

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桂ぽんぽ娘さん
1979年生まれ・東京都出身

50歳になった時どんな高座を務められるのか、自分が一番楽しみ

結婚と子育てと仕事の両立ー、どちらも一生懸命の女性には悩ましい問題だ。少数派だが女流落語家にとってはどうなのか。
東京生まれ東京育ちのぽんぽ娘さんが落語家を目指したのは27歳の時、それまではメイド漫談家として浅草で8年間修行したという異色の経歴の持ち主だ。上方落語の女性陣の中では唯一東京弁で落語を話す。桂文福師匠に入門し3年間の弟子修行を終え、晴れて落語家として活躍しはじめるが、口調が落語家らしくないと言われてきた。練習を重ねても直すことが出来ず、自分では欠点だと思っていた。ところが一変、昨年師匠が古巣である吉本興業に戻るのと同時に移籍したことから、バラエティー番組出演などの仕事が増えた。お笑い芸人さんに混じるとテンポの良い口調が生きてくる。5年経って初めてこの口調が武器になったと思った。

私生活でも嬉しいことが続いている。いいご縁に恵まれ、この11月には結婚が決まっている。すでにお腹の中には新しい命を授かっていると微笑む。
お相手の男性は京都で篆刻家をされていて、もともとぽんぽ娘さんのファンだったこともあり仕事を応援してくれているという。上方落語は300年の歴史を持つ、師弟関係で受け継がれたタテ社会の男社会。女流落語家が増えたとはいえ、妊婦となるとめずらしい。まだあまりお腹の膨らみは目立ってないが、楽屋では師匠たちも気を遣ってくれる。

出産、子育てとしばらくは第一線からは退くことになるが「これからが楽しみ。一皮も二皮も向けてまた高座に上がりたい」と自然体で将来を見つめる。「これまではただがむしゃらに前に進んできた。一旦セーブするがその後、どう変化するのか。50歳になった時どんな舞台を務められるのか、自分が一番楽しみ」。
夢は一生、落語家。女32歳、まだまだこれからが楽しみな噺家さんだ。

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