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2020年9月1日
厳しい残暑…9月も熱中症に要注意!
夏バテ・残暑バテ対策は?
秋は本当に来るの?

今年の夏は梅雨が長く、明けた瞬間から酷暑・猛暑。コロナ対策と熱中症対策に追われ、遠出は自粛、いつもの「夏」とは全く違ってしまいました。9月に入っても厳しい残暑が続く予報が出ており、まだまだ油断できません。
「食欲の秋」「スポーツの秋」「行楽の秋」「オシャレの秋」「芸術の秋」…引き続き新型コロナのせいで「いつもの秋」は過ごせそうにありませんが、どの「秋」だったら楽しめるだろう、と思案されている方も多いかもしれません。
しかし、異常に暑かったこの夏、体は想像以上のダメージを受けています。秋を楽しむためにも、残暑対策と気温差対策、両方を心がける必要があるといえるでしょう。
まだまだ厳しい残暑が継続!
9月も熱中症に要注意
9月になったとはいえ、2019年の9月の平均気温はほとんどが例年より高く、東京や名古屋など2℃以上高い地域もありました。最高気温も高く、30℃以上の日が東京で12日間、名古屋と大阪では月の3分の2にあたる21日間! 25℃未満の日は東京で3日間、名古屋と大阪では1日だけで、9月でありながらほとんど毎日、25℃以上の「夏日」だったのです。
気温が25℃程度でも、湿度が高いと汗が出にくく、熱中症になる恐れがあります。9月は比較的雨量も多く、雨の日には湿度が80%以上になることもあるため油断できません。夏の暑さでバテて体力が落ちている状態も熱中症になりやすい要因になります。
総務省消防庁によると、8月17日~8月23日までの全国の熱中症による救急搬送人員は、12,799人でした。昨年の同時期の確定値よりも倍以上となっています。今月も依然として熱中症への警戒が必要です。高齢、運動不足、睡眠不足、朝食抜きの方、高血圧・心疾患・肝臓病・腎臓病などを抱える方は特に要注意です。
気温差で血管トラブルの危険も…
とはいえ、季節は進んでいきます。朝夕だんだん涼しくなってくると、血管トラブルの不安も増してきます。気温が高い時は柔らかい血管が気温が下がるにつれ縮まるため、高血圧や心臓病などの持病のある方は血圧の上昇や心臓の発作(狭心症・心筋梗塞)が起こる危険が高まります。
高齢者は気温の変化にうまく体の調子を合わせる能力が低下しており、寒さや暑さを感じるセンサーも鈍っています。特にこの時期、朝晩と日中の気温差が大きく風邪をひきやすいうえ、こじらせて肺炎になるケースも少なくありません。我慢や過信をせず、早めに病院を受診しましょう。
さらに、季節の変わり目は精神的にも不安定になりやすく、それゆえ血圧も上がりやすくなります。いい気候になったからといって急にアクティブにならず、体調を見ながら、休養も取りながら、上手に秋を楽しみましょう。
夏バテ・残暑バテを防ぐには?
蓄積された夏の暑さによる疲れが出てしまったり、屋内外の寒暖差や朝晩の気温差による自律神経の乱れなどにより、「夏バテ」「残暑バテ」を引き起こします。疲労感・だるさ・めまい・立ちくらみ・食欲不振・微熱などが主な症状とされています。
夏バテ・残暑バテを防ぐには、
・朝食は抜かず、なるべく決まった時間に3食きちんと摂る。
・のどが渇く前に、意識してこまめに水分を補給する。
・夜ふかしせず、十分な睡眠時間を確保する。昼寝もGOOD!
・適度な運動を習慣づける。
・シャワーですませず、ぬるめのお湯にゆっくり浸かる。
など、生活習慣を見直すことも有効です。
新生活様式でのストレスもある今秋、生活習慣を正して、気持ちよく、元気よく毎日を過ごせるように心がけましょう。
熱中症・夏バテ・残暑バテにはくれぐれもご注意ください。
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