コラム
2017年6月7日
【お中元マナー】お中元にお返しは必要? お礼状の書き方・文例
お中元にお返しは必要?

お中元を贈っていないところからお中元が届いたら、どうしたらいいのでしょう? お返しの有無にお困りの方も多いかもしれません。友人や同僚、兄弟など対等な立場の場合は、同程度の品物を贈るのがいいでしょう。しかし、日ごろお世話になっているお礼として贈られるお中元には、基本的にお返しの品を贈る必要はありません。
とはいえ、貰いっぱなしは気が引ける…という方もいらっしゃるでしょう。そんな時は、旅行へ行った時のお土産や珍しいものを見つけた時などに贈ってみてもいいのではないでしょうか。
お礼状を送るのがマナー!
ただし、お返しをしない時でも、最低限のマナーとしてお礼の意を伝えなければなりません。電話やメールはよほど親しければいいですが、そうでない場合はマナー違反になります。ハガキでもいいので、ぜひ手書きでお礼状を書きましょう。
ポイントは、届いたことを知らせる言葉とお礼。また、いただいた品物に対する気持ちや相手や家族の健康を気遣う一文を入れるといいでしょう。お礼状は、お中元の品が届いてから一両日中に出すのが目安とされています。
お礼状の例文・文例
拝啓
暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
この度は結構なお品を頂戴し、誠にありがとうございました。
大きくて甘い、立派なメロンに、家族一同、とても喜んでおります。
奥様にも、どうぞよろしくお伝えください。
今年は残暑も厳しいと言われておりますが、
ご家族皆様、くれぐれもお体を大切になさってください。
略儀ながら、書中にて御礼申し上げます。ありがとうございました。
敬具
お返しの品物にも、お礼状を添えるとより丁寧です。
拝啓
暑さ厳しい折、〇〇様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
このたびは結構なお品をお贈りいただき、ありがとうございました。
いつもながらお心遣いには深く感謝申し上げます。
本日は、心ばかりの品を贈らせていただきました。
地元の名産です。お気に召していただけると嬉しいです。
まだまだ暑さが続きます。ご家族皆様どうぞご自愛くださいませ。
略儀ながら、書中にて御礼申し上げます。
敬具
なお、今後、お中元をお断りしたい場合は、お礼状の中にこのような一文を書き添えましょう。
最近はご無沙汰ばかりですのに、いつも温かなお心遣いをいただき恐縮しております。
今後はどうかこのようなお気遣いはなさいませんよう、お願い申し上げます。
お中元をもらいっぱなしはマナー違反です。お返しをする場合もしない場合も、お礼状だけはちゃんとしたためて、早めに送りましょう。
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