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特集「B級映画に愛をこめて」

2018年8月18日

特集「B級映画に愛を込めて9」③
ラフ・ナイト 史上最悪の独身さよならパーティ(2017年 劇場未公開)

監督 ルシア・アニエロ

出演 スカーレット・ヨハンソン/ケイト・マッキノン/ジリアン・ベル

シネマ365日 No.2575

おバカ映画は強し 

B級映画

 「ハングオーバー」女子版。ジェス(スカーレット・ヨハンソン)、アリス(ジリアン・ベル)、フランキー、ブレア。大学時代の仲良し4人組は10年後、ジェスのバチェロレッテ(独身)最後のさよならパーティのためマイアミに集合する。ジェスがオーストラリア留学中の友だちピッパ(ケイト・マッキノン)も合流、アリスだけ不満顔だがあとは大いに盛り上がる。男性ストリッパーをホテルに呼んだ。アリスが飛びかかったはずみにストリッパーは暖炉の角に頭を打って死亡。ジェスの婚約者ピーターは「ストリッパーを部屋に呼んだがまずいことになった」とケータイで聞き、ジェスが心変わりしたと早合点して、マイアミに車を飛ばす。紙オムツをしたまま、というのはトイレにもいかず、飛ばしに飛ばす、という設定だ▼殺人に発展したまさに最悪のさよならパーティ。弁護士に電話し「死体なくば立件なし」のアドバイスを受け、死体を海に棄てに行くが、波がいつの間にか死体を浜辺にうち戻し、大騒動は募る。ついに警察が来た。来たものの警官は挙動不審、女たちに迫り反撃をくらい気絶。彼こそ部屋に呼んだストリッパーの変装だったとわかる。ならば最初に死んだ男は誰? おばか映画ですが、スカーレット・ヨハンソンのイチ抜けた美しさと、アメリカのとびきりのコメディエンヌたちが技を競ってドタバタに徹していて、飽きさせません。おまけにデミ・ムーア姐さんまでなにゆえの出演。正体不明のセレブのカップルとして顔をのぞかせ、意味不明の会話を交わし夜の海辺をそぞろ歩く。部屋には次々招かれざる客が闖入。親友だったはずのジェスが、ピッパを親友と呼んだことから空気は不穏に。女子ものの定番通り、仲たがい、啀み合い、過去の友情の追憶、仲直り、祝福と順を追って進みます▼殺された男は実は宝石ギャングの一味だった。ギャングの仲間がまたもや警官に変装して乱入、シャワー室にいたジェスだけが人質にならず、隙を見て縛り上げられた仲間を助けようとする。ピーターは一路マイアミを目指し、現金がないから道中のガソリンスタンドで、フロントガラスを拭きながら小銭を稼ぎ、ガソリンを補充しながらたどり着く。大の男を相手に女子5人が暴れまくるが、危機一髪、ピーターが車ごと窓から突っ込んできた…こう書きながらもバカバカしさを抑えきれない▼筋書きだ、物語だ、演技だ、ヘチマだのは「二の次」というコメディ大好き人間のスピリッツが弾んでいるのが、おバカぶりを力強く加速させます。それが意外と快い。日本で劇場未公開でしたがアメリカではヒット、おバカ映画は強し。