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特集「B級映画に愛をこめて」

2018年8月19日

特集「B級映画に愛を込めて9」④
4・3・2・1(2012年 アクション映画)

監督 ノエル・クラーク/マーク・デイヴィス

出演 タムシン・エガートン/エマ・ロバーツ

シネマ365日 No.2576

女たちのイキのよさ

B級映画

 「4人の少女、3日間、2つの都市、1つのチャンス」というのがタイトルの意味です。俳優、監督、脚本、プロデューサーと幅広く活躍するノエル・クラーク監督作品。4人の少女が主人公で、名前はシャノン、カサンドラ、ジョー、ケリー。ダイヤ窃盗団が逃走中、シャノンのバッグに放り込んだダイヤの袋を取り返そうと彼女を追いかける。それが金曜日。4人の親友はそれぞれ別々に週末を過ごすが、3日目の日曜日。ロンドンとニューヨークの2つの都市で色々あったが、最終的に橋の上から身投げ寸前のシャノンを捕まえ、めでたし、ではなく、ギャングの生き残りがファーストクラスではしゃぐ4人を確認、まだまだ何かありそうというところでエンド▼これといった映画ではないのですけど、タムシン・エガートンとケリー役のシャニカ・ウォーレン=マークランドがシャープでよかったです。シャノンは母親とうまくいっていない、ボーイフレンドの子を中絶したのにも母親は気づかなかった。友だちに電話をして話を聞いてほしいが、それぞれ取り込み中だ。ますますシャノンは孤独になる。カサンドラはセレブのお嬢さん。こういう役、多いですね。ニューヨークに来たのはピアノのオーディソンを受けるため。ところが迎えに来るはずのボーイフレンドはこない、男たちにつきまとわれる。やっと会えた彼氏とベッドインするが「痛い、痛い」と大騒動。ジョーは妹の代わりにスーパーの店員をやらされる。店長はえこひいきばかりする男で、金庫から売り上げをかすめているらしい。ケリーはカンフーの達人でゲイだ。ガールフレンドとアパートで熱愛中。シャノンの母親が娘に書いた手紙が行方不明になり、それがどうも母娘の絆を取り戻す内容らしい▼3人は手紙のおかげでシャノンの辛い経験がわかり、帰英したカサンドラも一緒に、姿をくらましたシャノンを探す。シャノンは世をはかなみ、テムズ川に飛びこみかけていた。強盗団は捕まった。4人は友情の団結を取り戻す。エピソードの一話、一話が、わりと完成度が高かった。生まれながらに、苦労に縁のなさそうなカサンドラ、逆に苦労ばかりしそうなシャノン、何事にも迷いのないケリーはガールフレンドとうまくいきそう。ジョーはいちばんの良識派でまとめ役に適性がある。なんだ、しょうもない、と思いながら寝落ちしないですんだのは、彼女らのキャラのイキのよさですね。