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2018年8月23日
今からでも間に合う夏休みの宿題・自由研究 Vol.2 研究レポートをまとめるための5ステップ

レポートをまとめるためのコツ
さて、Vol.1でテーマと方法を決めたらいよいよ研究スタートです。実験や観察などを進める最中も、どうレポートにまとめるかを考えなければいけません。最終結果のみならず、その工程の記録もなるべく具体的にメモを取っておきましょう。そのためのStepと最後、レポートにまとめる項目をご紹介します。
5ステップでスイスイ書ける!
Step1. 予想しよう
まずは、どうなるのか予想しておくことで、「予想と実際との違い」をレポートすることができ、より内容に厚みを増します。予想は間違っていても問題ありません。「どうなるのかな」と想像することで、より楽しく研究できます。
Step2. 記録は具体的に
レポートは、他の人に伝えられるようにまとめる必要があります。そのため、「○cm伸びた」「○日で変化した」など具体的な数値を記録しておきます。こうすることで、より具体的かつ科学的になります。また、観察や実験をした日時・天候・温度・場所なども必ず記録しておきましょう。
Step3. スケッチや写真を使おう
よく観察してスケッチしましょう。絵が苦手でも、観察して気づいたことをいっぱい添えれば、とても貴重なオリジナルデータになります。スケッチでは伝えにくいものは、写真に撮って添えるといいでしょう。数字や文章だけでなくイラストや写真があることでレポートもわかりやすく、見やすくなります。
Step4. 失敗も大切な結果です
失敗を恐れず取り組みましょう。失敗しても、それはそれで立派なデータです。成功するまで繰り返し、なぜ失敗したのか、を考え記録するといいでしょう。また、実験や観察は少しやり方を変えてみて「比較」するのもいいでしょう。
Step5. わかりやすくまとめよう
こうして集まった記録をレポートにまとめます。
テーマ・・内容が具体的にわかるようなテーマ名にしましょう。
きっかけ・・・このテーマについて研究しようと思った理由やきっかけを書きましょう。
目的・・・この研究によって何を知りたいのかを書きましょう。
予想・・・研究前に、自分が思い描いていた予想を書きましょう。
準備したもの・方法・・・研究に使ったもの、観察や実験の方法を簡単にまとめましょう。
結果・・・結果を書きましょう。表やグラフ、図、スケッチ、写真なども添えましょう。
まとめ・考察・・・結果から考えられることを書きましょう。難しかったことや、反省したことなども書きましょう。
参考にしたもの・・・何かの本や資料を参考にした場合は、それも記しておきましょう。
新聞風にする、雑誌風にする、アルバム風にするなど、デザインを工夫するのもGOOD! 強調したいことなど色を上手に使って、わかりやすく、見やすく、かわいくまとめましょう!
次回は「1日でできる研究テーマ」として、アウトドア編とインドア編をご紹介します。
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