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特集「お正月/愛と勇気のわく映画」

2019年1月5日

特集「お正月/愛と勇気のわく映画」⑤
世界でいちばんのハッピーバースデイ(2017年 劇場未公開)

監督 スーザン・ウォルター

出演 シャロン・ストーン/ライザ・ラピラ

シネマ365日 No.2715

お祝い申し上げます 

お正月 愛と勇気のわく映画

 ヒロインのセナにシャロン・ストーンです。46歳の誕生日。恋人はいない。店はクビになる。それから毎年の彼女の誕生日の出来事がこの映画の物語です。46歳の時女友だちのダーラル(ライザ・ラピラ)が連れてきた弁護士アダムと結婚し、別れ、51歳の時に再びアダムと結婚してエンドという、他愛ない話なのですが。シャロンは1958年3月10日生まれですから、本作の制作時は還暦前だった。それで浜辺のビーチバレーをするのにビキニになっています。驚きね。お腹はペチャンコ、脚も腕も全身もスレンダーで、まあキレイ。日常の注意事項は、具体的には触れていませんが、基本的なトレーニングとカフェイン飲料なし、アルコールはたまに。グルテンを控え、でもチョコレートは少し食べると、ごくフツーの節制を述べていました▼誕生日の旅に母親とか、親友のダーラルがセナにアドバイスというか、幸せになる心構えみたいなことをスクリーンでいう。ママは「自分を大切にしない女に男は恋しない。そのスケスケの服を人はどう見るかしら」。ダーラル「何かを願うことは心に満たされない穴があるって世界に宣言することよ。多く願うと穴は増えていく。私も穴だらけの時期があった。でもある時願うのをやめて今あるものを大切にすることにした。大事な友だち。家族。髪の毛も。些細なことに感謝することに。見知らぬ人の笑顔や濃いコーヒー。信号に引っかからなかったこと。気がつくと感謝でいっぱいになって、穴はすっかり消えていた。誕生日に願い事はしないわ。もう充分幸せだから」。そのせいかどうかセナは「私の願い事は男でも名声でもない。大金でもない。あるならいいけど。今のままでいい。シミのない肌とか、母の小言からの解放とか。でもそんなことは願い事の無駄遣いよ」。結婚はしないといったばかりにアダムとの仲はこじれ破局。セナはジタバタしながらなんとか「セナのユニークなお店」と開業する▼店が軌道に乗ってきたところで、パリに出店しないかというビッグニュースが舞い込む。ロスからパリへ、セナは飛躍を期す。いよいよ渡仏だ。アメリカで最後の誕生日、ダーラルやアダムがお祝いに来てくれた。そのパーティの席で「まだしたことのないことを告白する」ゲームで「アダム以外の人を愛したことがない。この先も」といい、一緒にいたアダムのガールフレンドは「もう充分」席を立ってしまう。いくら何でもこんなことを言うのはルール違反でしょう。そう思うがなんのその、セナは浜辺でアダムに「結婚して」「本気か」「跪いているのよ」となってふたりは再出発となる。つまり「世界でいちばんのハッピーバースデイ」となったってことね。シャロンがとてもキュートでした。6年の間にママは他界した。セナはサクセスした。誕生日が来るたび、得たものと失ったものが交錯するのが人生だ。みなさまの今年の誕生日、謹んでお祝い申し上げます。