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特集「B級映画に愛をこめて」

2019年4月16日

特集「B級映画に愛を込めて11」⑥ 
死霊のシスター(2018年 劇場未公開)

監督 アーロン・ミルテス

出演 レイシー・ハートセル

シネマ365日 No.2816

それが難しいのだよン 

特集「B級映画に愛を込めて11」

 タイトルだけで楽しくなるわ(笑)。「死霊館のシスター」と間違えて取り寄せてしまったの。これもご縁であり供養だと思ってみることにしました。でもなかなか、低予算なりに頑張っていました。アナ(レイシー・ハートセル)は夫のマイク、娘のクレアと暮らした家から引っ越すことにしました。アナは前夫の暴力と自分の薬物依存で苦しんだ後遺症があります。今はマイクと再婚して幸せそう。トラックに荷物を積み込み、夫と娘を見送った。家に一人でいると、2階で妙な物音がし戸棚から皿がなだれおちて床に散らばった。欠けた皿を集めると、床に「ステイ」行くなと書いてある。画面にはササッと素早く移動する黒い衣をまとった尼僧の姿がチラッと現れる。家主が修繕を頼んだ配管工のK・Kが来る。妙な現象が起きているというと、彼はことも投げに「シスターだよ」というのだ。アナが怖がると「彼女はいい人だよ」ですって?▼K・Kはアマチュアの超常現象研究家だ。「100年以上前、この家は土地には修道院があった。シスター・キャサリンは罪を犯し天国に行けずに苦しんでいて、聖地であるこの場所を守ってきた。努力が認められ天国に行こうとしている。しかしシスターの代わりにここを守る人間が必要なので、ここにとどめるため君が狙われた」。ええ〜っ。冗談じゃない。シスターの襲撃を逃れてバスタブに隠れたアナは水攻めに会い、ベッドに横たわるとベッドの下から干からびた黒い長い指につかまれ引き摺り下ろされる。家のドアも窓も開かない。黒ずくめのシスターはいきなり姿を現すし、アナは恐怖で死にそうになる。シスターの顔がだんだんスクリーンにはっきり映るようになります。そばかすかアバタがいっぱい散らばっていて、目つきの鋭い若い女性です。アナは護身用の拳銃をぶっ放しますが、シスターは先の尖った十字架で襲い、アナは肩とお腹を刺される。気がつくと病院で看護され引っ越しのトラックが出てからの記憶を失っていた。K・Kは足を怪我し同様に記憶がないらしい。ともあれ、アナは新居に移り住んだ▼するとマイクの様子がおかしくなる。アナにやたら薬を飲めとすすめ、その薬は以前依存症になったドラッグだ。マイクの顔つきが悪人ヅラに変わり、アナは恐怖で引きつる。K・Kの力を借りシスターの対処法を練る。人間と同じで動き回るとカロリーを消費するからシスターの力も弱まるからシスターを引きずり回そうということにした。大雑把なシスター退治ですが、疑問を持っても始まらない映画らしいからパス。屋根裏やリビングやらにシスターは出没します。ところが協力者であるK・Kがアナに襲いかかった。「僕もこんなことはしたくないが許してくれ。僕は3年前、シスターに殺された。代わりの人間を殺すまでこの家から出られないようにされたのだ」今ごろいうな。第一どこが「いい人」なのだ。アナはK・Kを振り切り、床板をハンマーで破り脱出した。そこへ夫の車が家に向かっているのを見る。夫を止めるアナと、引き入れようとするK・Kがもみ合う。シスターが現れ、アナを殺そうとしたが格闘の最中にシスターの体は天井まで吊りあがり炎に包まれた。アナは夫と家の外に脱出する。見ればドアの中にK・Kが立っている。彼は一人この家に残されるのだ。アナは近づき「シスターは?」「さあ。炎に包まれたから地獄行きだろ」「あなたはどうなるの」「シスターがいなくなったから天国かな」。二人は別れを惜しみ(?)アナ一家は現実の生活に戻る▼途中無駄な妄想が入りますが(夫が豹変するなど)上映の時間稼ぎでしかないですね。ともあれ気の毒なK・Kの霊が昇天できそうでよかったわ。トータルとして、しかるにこの映画は何を言いたかったのか? それが難しいのだよ〜ン。